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出版社:思文閣出版
発行日:2006年3月初版
ページ数:158P
著者:佐々木哲
定価:2,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「江戸初期の学者沢田源内による偽系図として考えられてきた佐々木六角氏の系譜。果たしてその真実は? 一品式部卿敦実親王から中務大輔高盛までの35人について、佐々木六角氏の系譜をたどり、その行状を明らかにする。」


カテゴリー: 日本史
大軍師直江山城守
天下布武への道 信長の城と戦略
村上義清とその一族 坂城町信濃村上氏フォーラム記念誌第二集
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出版社:新毎書籍出版センター
発行日:2007年9月初版
ページ数:283P
監修:笹本正治
編集:坂城町
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「無敵の武田信玄を破った村上義清の栄枯盛衰。信濃村上氏発祥の地が送る『村上義清』スペシャル。」
1999年8月、2000年8月、2001年8月、そして2007年9月に坂城町で行われた講演会の記録です。内容は講演会での会話がほぼそのまま収録されていますが、地元の有名人に関する講演ということでなかなかに専門的な内容となっています。
本書は、地元出版社のためネット書店では入手しづらいこともありますが、坂城町へ行けば、坂木宿ふるさと歴史館で購入することができます。村上義清に関する本格的な展示もありますので、ぜひご覧下さい。
越前朝倉物語 一乗谷・荒涼なる夏
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発行:福井県
発行日:1992年11月初版
ページ数:243P
原作:西ゆうじ
作画:長尾朋寿
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
書評:
「越前・福井 この地に、日本一の栄華を百年をも誇りえた都市があった。その名は、一乗谷。戦国の雄、朝倉が五代に渡り支配した城下である。が、現在より四百二十年前、朝倉の滅亡と共に、地中に眠った。そして今、その長き眠りから覚めようとしている。」
県が公式に発行した越前朝倉氏の漫画である。漫画といっても史実に基づいて描かれているので、まじめな漫画である。もとは販売されていたものなのか、それとも無料配布されたものなのか、偶然にも古書で入手したのだが、非常に良い買い物だったと思っている。
中世の寺社勢力と境内都市
新装版 佐竹氏水戸城攻略の跡を行く
山内千代と一豊 夫婦で築いた高知城 歴史読本臨時増刊2月号
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出版社:新人物往来社
発行日:2006年1月初版
ページ数:95P
定価:980円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
「誠実だが、目だたぬ男がいた。ひとりの女性と出合ったことで、出世の階段をのぼりはじめる。0から20万石の大名へ。夫を引きたてる妻の才覚!」
書評:
NHK大河に合わせて発行された「歴史読本」の臨時増刊号。正式なムックのほうでは「一豊」をメインに出版されていたが、本書は「千代」をメインとして編集されている。ムック版より薄いがそこは歴史読本編集部、内容はしっかりとしている。雑誌なので古書で求めるしか方法はないが、興味があれば探してみて下さい。
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平成十九年度秋季企画展 武田・上杉・信濃武士
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編集・発行:長野県立歴史館
発行日:2007年10月13日
ページ数:102P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この図録は、平成19年10月13日から平成20年1月14日まで開催する企画展『武田・上杉・信濃武士』にあわせて作成された図録です。」
戦国時代の信濃の戦いといえば、甲斐の武田氏と越後の上杉氏の勢力争いにスポットがあたることが多いが、当然信濃にも土着の武士は多くいたわけで、そういう武士たちに光をあてる展示となっていた。違う視点から北信濃の状況が見えてきます。展示物の紹介ページはオールカラーで絵画なども非常に臨場感よく伝わってきます。
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北信濃の川中島合戦史跡
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発行日:2007年3月初版
ページ数:116P
編集:松代文化財ボランティアの会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、松代文化財ボランティアの会の有志が、北信濃に所在する、川中島の戦いに関係する文化財を調査した成果である。本調査は、笹本正治編『長野県の武田信玄伝説』(岩田書院1996年)を基にしている。」
川中島に関する史跡を紹介するガイドブック。中には史実・虚実入り混じっているが、そう堅苦しいことは考えずに見てみると、解説の長さも適度で、写真も大きい。惜しいのはその写真がモノクロであることぐらい。値段も手頃なので、本書を持って実際に写真の場所を訪れてみるのも楽しいだろう。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)