根城ものがたり

根城ものがたり
出版社:デーリー東北新聞社
発行日:1985年6月初版
ページ数:221P
著者:正部家 種康
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★★☆
書評:
「根城の殿様は、どこから来て、どこへ行ったのか。中世に大活躍した根城南部氏の壮大なものがたり。根城南部氏は遠く甲斐の国からやって来て根城に城を築いた。そして、遠野へ国替えになるまでの300年、北奥羽の雄だった。その盛衰を物語りふうにまとめた根城築城650年記念出版。三戸南部との関係は?一読して南部氏のすべてが分かる必読の郷土の歴史書だ。」
元は地元デーリー東北新聞に掲載された記事であるそうだが、一般的な短い章を束ねたというものではなく、歴史的経緯に沿って書かれている。元八戸市職員、八戸市博物館館長を務めただけあって、物語といえども史実に基づいて書こうという姿勢は非常に評価できるものであり、入手する価値はある。
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[目次]
序章 根の城六百五十年
一章 甲斐の始祖たち
二章 師行の活躍
三章 南朝への忠誠
四章 南北朝の統一
五章 二つの争乱
六章 主従の逆転
終章 遠野への道
系図
あとがき