日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝

日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝
出版社:同成社
発行日:2008年9月初版
ページ数:178P
著者:高倉敏明
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「古代東北の行政・軍事的中心地だった多賀城と付属寺院多賀城廃寺、周辺部の国府域を考古学的に分析し、東北の古代都市像を描く。最新の発掘データをふまえ凝縮した、遺跡の総合ガイドブック。 」
長く発掘調査が続けられている多賀城跡の、その成果をまとめているが、その膨大な成果と多数の論文をあげて著者は本書では不十分な部分もあると、あとがきで綴っている。しかしながら、それらを整理してまとめて見る事ができることは意味がある。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する


[目次]
Ⅰ 多賀城跡の位置と環境
 1 多賀城の位置と立地
 2 多賀城考 新たな多賀城像を探る
Ⅱ 多賀城の遺跡認識と保存の歴史
 1 遺跡の研究史
 2 保存の歴史
Ⅲ 古代律令国家と多賀城
 1 律令制国家の建設
 2 古代陸奥国のようす
 3 多賀城の創建
 4 城柵の設置
Ⅳ 多賀城跡の発掘調査成果
 1 政庁跡の発掘調査
 2 外郭施設と門
 3 城内道路跡
 4 城内の官衙跡
 5 出土遺物
Ⅴ 多賀城廃寺跡
 1 正式名称は「観音寺」
 2 伽藍の調査
 3 出土遺物
Ⅵ 古代都市多賀城の建設
 1 多賀城周辺の遺跡調査
 2 古代都市の誕生
 3 出土文字資料
 4 わが国第二の古代都市
Ⅶ 追加指定された遺跡
 1 館前遺跡
 2 市川橋遺跡 多賀城跡南面地域
 3 柏木遺跡
 4 山王遺跡千刈田地区「国守館跡」
Ⅷ 文化財を活かしたまちづくり