紀伊半島の文化史的研究 一般研究(A) 研究成果報告書

紀伊半島の文化史的研究 一般研究(A) 研究成果報告書
編集・発行:関西大学
発行日:1986年3月
ページ数:147P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関西大学の教授11名をもって研究組織を構成し、それぞれの得意とする役割分担を定めて、たとえば考古学から見た紀伊半島、紀伊半島における古代・中世・近世の文化、あるいは諸宗教の伝播、近世の海運・林業・漁業、近代の織物業、地域開発や戦時体制など、全歴史過程の諸問題をとりあげるとともに、民俗や建築をも加えて、常に個別的な研究にとどまることなく、総合的見地に立つことを旨とし、しかも必ずしも分担に拘泥することなく共同して研究を進めることとした。」
新しい指摘を含む研究報告書ではあるが、本書では端緒を紹介するのみで結論まで達していない論文がいくつかある。


[目次]
Ⅰ 研究成果の概要
Ⅱ 考古学から見た紀伊半島
Ⅲ 斎宮と竹取り翁
Ⅳ 紀伊半島における仏教諸派の伝播
Ⅴ 紀伊藩徳川家と対馬藩宗家
Ⅵ 紀伊半島における近世城郭
Ⅶ 紀伊半島の漁業と海運
Ⅷ 嘉永元年新宮湊新法一件と丸田家
Ⅸ 米軍資料による和歌山大空襲
Ⅹ 紀伊半島の建築