城と石垣 その保存と活用

城と石垣 その保存と活用
出版社:高志書院
発行日:2003年4月初版
ページ数:167P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、2001年9月30日に、仙台市アエルビル多目的ホールを会場として開催された「城と石垣 全国シンポジウム」の記録である。城と石垣の整備・保存に関するさまざまな模索の具体例が紹介されるなかで、全国各地の現場に共通する課題が浮き彫りにされた。文化財保護と伝統工法による復元を基本としながら、安全性確保のために現代工法を取り入れてゆく上での留意点などについて、議論が交わされた。それに関連して、文化財関係者と土木関係者、さらには市民・研究者・行政が連携して、問題に取り組んで行く必要性が話し合われた。
城と石垣の整備・保存に関するさまざまな模索の具体例を紹介、全国各地の調査・復元の担当者等の報告とともにその課題について考察する。
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[目次]
第1部 城と石垣
挨拶及び経過報告
城郭保存・整備の現状と問題点
仙台城の石垣
仙台城石垣修復工事
史跡盛岡城跡の石垣修復
甲府城の石垣
名護屋城跡と諸大名陣跡の石垣
倭城の石垣
討論のまとめ
第2部 石垣は語る
東北の城と石垣
城下町と石垣
「仙台河岸」と呼ばれる相良城址の石垣
石垣関係用語集