北陸合戦考

北陸合戦考
出版社:新人物往来社
発行日:1988年9月初版
ページ数:250P
著者:能坂利雄
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書に扱った北陸の合戦は、年代的に古代から書き起こしたかったが、文献の関係から中世あたりから選び、年号の下限を関ヶ原の合戦でとどめることとなった。『年表』の方では大坂冬の陣あたりまでとした。しかし、本書でとり上げた合戦をもってすべての事件であるというわけではなく、このほかに多く書き残した合戦のあったことはいうまでもない。たまさか紙数の都合で割愛することとなったが、いずれ改めて書き起こし、ともに鎮魂の書としたいと思っている。」
石川・富山・福井の北陸三県を対象に、14の中世の合戦をまとめている。著者は富山県氷見の人だが、なるべく主観を入れないように、文献調査などの結果報告というような書き方である。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する


[目次]
倶利伽羅の合戦 - 木曽義仲の奇襲
篠原の合戦 - 別当実盛の最後
北陸宮上洛 - 宮崎太郎奮戦
風翔ける承久の乱と宮崎城 - 宮崎左衛門尉定範の消息
石動山大合戦 - 「本能寺の変」との連動
金ヶ崎城合戦 - 義貞の占拠と陥落
燈明寺畷の合戦 - 義貞の最後
富樫一族と一向宗攻防戦 - 尾山城奪取
兄を逐った越後の虎 - 下克上謙信の内紛
腥風七尾城合戦 - 能登畠山氏の崩壊
武田信玄と越中戦国往来 - 信玄の文書作戦
一乗谷の合戦 - 守護大名朝倉氏の崩壊
府中の一揆掃討戦 - 一揆勢の首級一万二千有余
風雲魚津城 - 織田と上杉の決戦
松倉城の覇者 - 新川郡に君臨した椎名一族
北ノ庄城炎上 - 柴田勝家の最後
決戦末森城の奪還 - 軍旅十万富山城包囲
血風大聖寺合戦 - 関ヶ原前哨戦
(付)畠山殿伝記
北陸の合戦年表

「北陸合戦考」への1件のフィードバック

  1. 魚津城

    城名:魚津城、小津城、小戸城
    築城年:1335年
    築城者:不明(椎名孫八入道?)
    城区分:平城
    所在地:〒937-0866 富山県…

コメントは停止中です。