自主研究 金沢城辰巳櫓8 北國TODAY VOL.54

自主研究 金沢城辰巳櫓8 北國TODAY VOL.54
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年4月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第8回。今回のテーマは「50分の1模型できた!復元の重要性さらに」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。ついに完成した辰巳櫓の模型、とはいえ真っ白で着色はない。最近は進捗があるような、ないような感じですね。もう少し動きが欲しいです。

新発田城跡発掘調査報告書Ⅲ(第11・12地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第24

新発田城跡発掘調査報告書Ⅲ(第11・12地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第24
発行:新発田市教育委員会
発行日:2001年3月30日
ページ数:120P+図版34P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は新発田城跡の第11地点、第12地点の発掘調査の報告書であるが、同地点は二の丸に位置する。遺構として井戸が数箇所発見されているほかは目立つ結果はないようである。
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週刊安土城をつくる 第9号

週刊安土城をつくる 第9号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年3月31日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第9号。「覇王信長の世界」では比叡山焼き討ちの真実が簡潔に理解できる。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト

安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

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福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓

福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓
出版社:梓書院
発行日:2005年7月初版
ページ数:245P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「九州における『織豊系城郭』が、発掘調査により次第に明らかになりつつある。その中でも特に『金箔鯱瓦』の鱗形と天守瓦屋根飾りの『破風』に焦点をあてて、『福岡城天守』を再考する。」
福岡城天守をターゲットにしながらも、ほとんどは他城が紹介されている。まあ比較から本質を考えるという意味では問題はないのだが、こちらの本も入手が非常に難しくなっているのは発行部数故か?
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福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ

福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ
出版社:梓書院
発行日:2004年8月初版
ページ数:210P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「全国城郭で唯一『祈念』の名を持った福岡城祈念櫓。八幡大正寺から福岡城に再移築された現在の祈念櫓は、本当は月見櫓が改変された櫓ではないだろうか。石田耕古画伯の『二つの大手門』絵画を分析し、その謎を解き明かす。 」
福岡城の謎について数々の著作を持つ荻原氏の一冊。5年前くらいの刊行にもかかわらず、発行部数が少なかったのだろうか?長い間入手が非常に困難となっている。
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甦れ!幻の福岡城天守閣

甦れ!幻の福岡城天守閣
出版社:河出書房新社
発行日:2001年7月初版
ページ数:164P+43P
著者:佐藤正彦
定価:3,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福岡市の中心にある戦国武将・黒田氏の広大な福岡城遺構。『天守は建てられなかった』と言われてきたが、天守が確実に存在した証拠が出てきた。気鋭の建築史家達がCGによる華麗壮大な大天守などを復元、破却の謎に迫る。 」
福岡城には天守があったのか?に迫る意欲作。
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御家騒動の物語 -中世から近世へ-

御家騒動の物語 -中世から近世へ-
出版社:新典社
発行日:2009年3月初版
ページ数:127P
著者:石黒吉次郎
定価:800円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「演劇や物語に展開し、人々の注目を集めた主導権争いや相続問題。うずまく裏切りや忠誠心。いつの世にも通じる人間たちの営みを『御家騒動の物語』へと仕立てた、そのドラマツルギーを中世にたどる。」
御家騒動そのものを紹介する本かと思って購入したが、御家騒動を題材にして世間でどう扱われたかという文化史の側面から紹介している。
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中世武家系図の史料論 上巻

中世武家系図の史料論 上巻
出版社:高志書院
発行日:2007年10月初版
ページ数:253P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫、白根靖大
定価:4,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世武士団に関する研究で取り扱われる系図についての史料論。上巻では、中世武士団の成立事情に関わる系図記載の問題点、鎌倉武士団の自己認識や他者認識(後世の認識を含む)に関わる系図記載の問題点を論じる。」
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中世武家系図の史料論 下巻

中世武家系図の史料論 下巻
出版社:高志書院
発行日:2007年10月初版
ページ数:314P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫、白根靖大
定価:5,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世武士団に関する研究で取り扱われる系図についての史料論。下巻では、室町幕府秩序や戦国争乱の中、または近世幕藩体制下において、系図記載の新たな特徴が生み出されてくるプロセスを論じる。」
学界ではタブーとしてあまり論じられることの少なかった系図に関する論文集。下巻では室町後期から戦国期の武家系図を中心に収録されている。
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徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網

徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網
出版社:集英社
発行日:2009年1月初版
ページ数:206P
著者:安部龍太郎
定価:700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「姫路城、名古屋城、彦根城、伏見城、伊賀上野城…。これらの城郭は、豊臣家との全面衝突を避けた徳川方による大逆転の布陣だった。大坂夏の陣に至る15年間を、家康の『詰め将棋』に見立てた画期的な論考。 」
家康による対豊臣大名包囲網の話は有名な話であるが、本書にはその城も取り上げるかという意外が城も候補として取り上げている。著者の主張が強く現れているので、歴史小説として楽しむのがいいかも。
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