伊勢の中世3 第52~70号

伊勢の中世3 第52~70号
編集・発行:伊勢中世史研究会
発行日:2007年8月30日
ページ数:84P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、伊勢中世史研究会の会報『伊勢の中世』第51号から第70号までを編集合本したものである。」
伊勢中世史研究会の会報合本の3冊目。今号から城跡のみではなく、石像物の調査会報も入っている。第25回全国城郭研究者セミナー(三重)会場で購入した。
伊勢中世史研究会ホームページ
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伊勢の中世2 32~50号

伊勢の中世2 32~50号
編集・発行:伊勢中世史研究会
発行日:2006年7月30日
ページ数:76P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、伊勢中世史研究会の会報『伊勢の中世』第31号から第50号までを編集合本したものである。」
発行当時(2006年)で120号を数える伊勢中世史研究会の会報合本の2冊目。会名も現在の「伊勢中世史研究会」へ変更になり、調査も本格的なものになっている。第25回全国城郭研究者セミナー(三重)会場で購入した。
伊勢中世史研究会ホームページ
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修復の手帖

修復の手帖
発行:文化財保護法50周年記念協賛事業実行委員会
発行日:2001年3月31日初版
ページ数:85P
編集:財団法人文化財建造物保存技術協会
定価:1,000円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書では、現在修復中の国宝・重要文化財・特別史跡の修復現場を一挙に紹介します。そのなかには、解体時に小屋裏から発見された、安土・桃山時代の大工が置き忘れたと思われる大工道具の話も登場します。また、修復現場のなかから特に10ヵ所を選び、それぞれのテーマによる専門家の講演を、ダイジェスト版にてお届けします。」
専門家の講演のダイジェスト版を掲載するコラムが興味深い。

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越中富山 山野川湊の中世史

越中富山 山野川湊の中世史
出版社:桂書房
発行日:2008年9月初版
ページ数:487P
著者:久保尚文
定価:5,600円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「越中の個々の中世城館の成立について考える際に必要となる、越中での諸政治抗争の当事者、対立契機、局面。状況についての共通理解をもつために、中世全般にわたる地域政治史の特徴点を概観する。 」
富山県史を始め県内各市町村史の執筆などを担当した、富山県の中世史の第一人者である久保氏の論文集である。現在までに同氏が発表した論文を補完するものも多数あり、現在判明している富山県の中世史の到達点の一端を伺うことができる良書である。
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加賀藩大工の研究 -建築の技術と文化-

加賀藩大工の研究 -建築の技術と文化-
出版社:桂書房
発行日:2008年11月初版
ページ数:613P
著者:田中徳英
定価:8,500円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「江戸時代初頭から幕末までの、加賀藩行政システムのひとつである作事方の成立、構成を検討し、大工の流派とその技術など、これまでの研究成果を基礎として作事体制全体の考察を行う。」
加賀藩内の建造物に関わった大工についてという専門的な内容ながら、このテーマの同書がなかっただけに非常に貴重な研究書であろう。金沢城のみならず、御殿、神社、寺院と著名な建造物の比較検討は一読に値する。少々高価ではあるが、それに値する十分なボリュームと内容です。
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戦国大名浅井氏と北近江 -浅井三代から三姉妹へ-

戦国大名浅井氏と北近江 -浅井三代から三姉妹へ-
出版社:サンライズ出版
発行日:2008年10月初版
ページ数:169P
編者:長浜市長浜城歴史博物館
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★★☆
書評:
「長浜市長浜城歴史博物館による特別展「戦国大名浅井氏と北近江」の展示解説図録。残された浅井氏関連の史料をまとめ、北近江という場所の地域色を明らかにする。」
2008年10月の長浜城歴史博物館の特別展図録して作成されたものですが、図録の体裁を超え、浅井氏三代の歴史を追う一冊の本として成立しています。掲載された写真もきれいで、浅井氏に関して学ぶ方や地元郷土の歴史を知るきっかけとして、良いテキストと思います。
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戦国浅井戦記 歩いて知る浅井氏の興亡 近江旅の本

戦国浅井戦記 歩いて知る浅井氏の興亡 近江旅の本
出版社:サンライズ出版
発行日:2008年9月初版
ページ数:126P
編者:長浜市長浜城歴史博物館
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★★☆
書評:
「戦乱の世に北近江を領した戦国大名・浅井氏。その居城・小谷城と城下町をはじめ、勢力を及ぼした支城、有力家臣の館跡、姉川合戦の陣跡、ゆかりの寺院など、関連史跡を訪ね、戦国時代を体感するためのガイドブック。」
平成の大合併で旧長浜市が旧浅井町と合併したこともあり、2008年は長浜で浅井氏にフォーカスした企画がいろいろと開催されました。そのひとつとして本書が発行されました。本書があれば迷わずに遺跡や史跡を回ることができそうです。散策に重宝しますよ。実際に行かなくても行った気分にもなれます。
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浅井長政のすべて

浅井長政のすべて
出版社:新人物往来社
発行日:2008年8月初版
ページ数:254P
編者:小和田哲男
定価:2,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「浅井長政はなぜ信長に叛旗をひるがえしたのか。お市との婚姻、信長との関係、姉川合戦をめぐる史実と逸話など、新しい切り口で、これまでの浅井長政とは少しちがう長政像を描き出す。」
浅井長政にフォーカスして数人の著者による分担でその生涯をまとめています。浅井長政入門書としてどうぞ。
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多賀城跡 -昭和47年度発掘調査概報- 宮城県多賀城跡調査研究所年報1972

多賀城跡 -昭和47年度発掘調査概報- 宮城県多賀城跡調査研究所年報1972
編集・発行:宮城県文化財保護協会、宮城県多賀城跡調査研究所
発行日:1973年3月31日
ページ数:106P+図版32P
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
「昭和44年4月に当研究所が創設されてから、早くも4年の歳月が経過した。この間、多賀城跡発掘調査第1次5か年計画にもとづいて継続的に発掘調査を行なってきたが、幸いにも、ほぼ計画どおりに順調に事業を遂行することができた。本書は、昭和47年度に実施した発掘調査成果の概要をまとめたものである。」

遺物として出た刻印瓦の拓影がたくさん掲載されていて興味深いです。
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戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1

戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1
編集・発行:久居市教育委員会
発行日:1979年3月
ページ数:14P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「久居市戸木町字桃里にある戸木城址は、水量豊かな雲出川が育くんだ沃野を一望に収められる約10mの高台の端に構築された城址であり、自然を利用した要害の地であります。戸木城は室町後期の天文23年(1554年)木造具政が隠居所としてつくり、その後天正年間に具政の長男長政が城に修復しました。天正12年(1584年)戸木城での豊臣秀吉の軍勢蒲生氏郷との戦いで長政勢が約5ヶ月間籠城した古戦城であります。今回この地が戸木小学校の建築用地の一部に含まれているため、久居市教育委員会では、埋蔵文化財保護の立場から県教育委員会文化課の指導を得て発掘調査を実施し、遺跡の性格をあきらかにすることにし、ここにその調査結果をまとめ記録として後世に伝えることとします。」
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