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発行:越中風土記の丘保存会
発行日:1971年
ページ数:112P
編集:富山県教育委員会
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「富山県の立山連峰は、日本のアルプスの最北端の高山として、地質、気象、動、植物学等の自然文化の宝庫として世界に名高いが、これとともに、日本古代よりの全国信仰を集めた霊山として古来、富士、白山と共に、『日本三霊山』の一つとして知られている。ここに『立山文化遺跡調査報告書』と題して刊行する。」
立山信仰に関する貴重な調査報告書である。
前田利貞系 前田家略系譜
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編集・発行:前田和貞
発行日:1980年6月1日
ページ数:134P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「私の家は、本文記載の通り、三百八十年続いている家系でありますが、過ぐる昭和二十年の戦災で、先祖伝来の位牌、家系図、古文書、家財のすべてを、東京西大久保の家で焼失しました。父も戦後間もなく他界し、家系の詳細については、家祖が利家公公子利貞である事と、祖父が大音家より養子に入った事、先祖伝来の長持ちの一つに、『桃之助様』と毛筆書きの紙が貼られていて、この方が本家から迎えた御養子である、と母から聞かされていた記憶以外には、何も分らず、墓所中の各墓石の主も十代以前のものについてはほとんどはっきりしない状態が続きました。」
本書の著者の家は、加賀藩初代前田利家の六男前田利貞です。戦災で文書類が焼失したこともあって本書をまとめたようです。元史料は金沢玉川図書館近世資料館に保管されているようです。
ビジュアル・ワイド 日本名城百選
わがまち茨木 城郭編
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編集・発行:茨木市、茨木市教育委員会
発行日:1987年3月31日
ページ数:91P+17P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本市には、大きな街道として南北方向に亀岡街道、東西方向に西国街道が通っております。この二つの街道は、古代から交通の要衝として、また文化の伝播の道として、様々な人々の往来とともに、わがまち茨木の歴史に大きなかかわりを持ちながら現在でも欠くことのできない重要な街道となっております。こうした街道とかかわりを持つ歴史の中で、見逃すことのできない遺跡のひとつに『城』があります。本冊子は、こうしたわがまち茨木に残る城跡をまとめたものでありますが、各城に関する史料が乏しい上に、残存する遺跡も少ないことから、すべての実体を把握することが状況にあります。今回掲載した城の中にも不明な点が数多く含まれておりますが、本書をきっかけとして市民の皆様がたにわがまち茨木に残る文化遺産について理解を深めていただくとともに、郷土愛の醸成に役立つことができれば幸甚に存じます。」
大阪府茨木市に存在する城砦を調査し、または調査された資料をまとめたものである。よって、当時の想像図など手書きもあり、市町村編纂の城郭報告書の体裁とは少し違う感覚を感じる。
大井城 大井城関係文献史料集
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編集:大井城跡総合調査団
発行:佐久市教育委員会
発行日:1984年3月31日
ページ数:249P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、佐久市岩村田に所在する大井城(石並城・王城・黒岩城の三城の総称)の内、大和町小集落事業に伴う黒岩城跡の破壊が止むなきにあたり、発掘調査を昭和五十八~六十年度にわたり実施することとなった。その際に大井城跡関係の文献史料を集成したものである。」
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和歌(島)城跡確認調査報告書 八千代町埋蔵文化財調査報告書3
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編集・発行:八千代町教育委員会
発行日:1985年3月31日
ページ数:64P(図版28P含む)
編集:八千代町史編さん委員会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「和歌(島)城跡の確認調査のねらいは、城の輪郭を明らかにし、地区の祖先の偉大な業績を知ると共に、その遺跡を保存するところにあります。このたびの調査で、中世の頃を記述した文書を証明する事実が発見されたことは、誠に喜ばしい次第です。また赤松家譜を見ると、向島館に和歌十郎が居し、島館に赤松民部が居したということが記述されています。今後の研究課題が提供されたものと思われます。」
書評:
モノクロであるが図版が豊富に掲載されている。
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江戸崎城関係資料編 江戸崎町史編さん史料(3)
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編集・発行:江戸崎町史編さん委員会
発行日:1987年3月31日
ページ数:96P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書の構成は、昭和60年7月15日から8月17日にかけて発見された古城西遺跡(仮称)からの出土遺物に関する調査報告書と、江戸崎城及び江戸崎城主にかんする文献集成から成っている。」
江戸崎城跡の調査報告書なのであるが、人骨の報告書のようである。
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岡崎城 城と城主の歴史
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編集・発行:岡崎市
発行日:2000年3月第二版
ページ数:40P
定価:610円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は岡崎城と城主のガイドブックです。岡崎城の遺構や発掘調査の様子も掲載されているが、現在の岡崎城を探索するためのガイドとしては物足りないです。簡潔で参考になる小冊子なので購入して損はないでしょう。
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特別展 本多家とその家臣団 付 本多家臣略系譜
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編集・発行:岡崎市
発行日:2000年3月第二版
ページ数:102P
定価:2,040円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この冊子は、平成5年10月23日から11月23日までを会期とする特別展の解説図録であるとともに、同展参考資料として岡崎市郷土館所蔵の和田家文書に含まれる本多家臣団略系譜(仮称)を翻刻紹介するものである。」
三河武士のやかた家康館書籍販売ホームページ
特別展 酒井忠次とその子孫たち
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編集・発行:岡崎市
発行日:2000年3月
ページ数:31P
定価:1,260円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「江戸幕府の開祖徳川家康の重臣酒井忠次は常に沈着で的確な判断と才覚により、その生涯において数々の武功をあげ、家康から特に厚い信頼を得ておりました。本展では、家康とともに歩み、幕府創設に顕著な偉功を立てた忠次の栄えある遺品を中心に、明治維新まで酒井の名声を受け継いだ子孫の足跡についても合せて展示紹介いたします。」
三河武士のやかた家康館書籍販売ホームページ


