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出版社:角川書店
発行日:1997年8月初版
ページ数:225P
著者:小和田哲男
定価:1,300円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「北近江を領する戦国大名の浅井長政を父に、織田信長の妹お市の方を母に生まれた、茶々、初、小督の三姉妹。政略結婚の道具となりながらも自立して生き抜いた三姉妹の数奇な運命と葛藤の生涯を克明に描く。」
戦国考証としても有名な小和田先生によるお市の方の生んだ三姉妹の物語である。物語といっても小説などではなく、歴史史料から三姉妹の生涯を見つめ直す歴史書である。価格も手頃なのであるが、現在絶版中であり、古書としても非常に出回りが少ない本であるので入手が難しい。見つけたら小和田流三姉妹の解釈を読んでみよう。


みーな びわ湖から 97号 特集浅井家をめぐる女性たち
高知城下町読本 改訂版
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発行:高知市観光課
発行日:2004年11月1日初版
ページ数:53P
編集:土佐史談会、高知市教育委員会生涯学習課
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「高知市の誕生は明治二十二年(1889)四月ですが、本格的な市街地の形成は、慶長六年(1601)土佐の国主に命じられた山内一豊が大高坂山を中心に城下町建設に取り組んだのが始まりです。高知市は、平成十三年(2001)に高知城築城四〇〇年を迎えましたが、城下町の歴史や文化遺産に興味を持っていただくため、説明板の設置やさまざまな事業に取り組んできました。この『城下町読本』もその一環として、平成十三年三月に土佐史談会の献身的なご協力により、高知城築城四〇〇年記念事業推進協議会から発行されました。大変好評で、増刷を望む声が多く寄せられましたので、今回増補改訂しました。」
書評:
高知市の城下町の成り立ちを解説しながら、現在の見どころを紹介する。NHK大河「功名が辻」放映当時に高知を訪れたが、この本があればもっと楽しめたと思う。
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週刊安土城をつくる 第1号
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発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年1月27日
ページ数:13P+19P
定価:590円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本誌のメインはやはり本格木造模型が売りの安土城天守模型です。創刊号のみ特別価格で、次号より1,490円となります。基本は週刊ですが、第2号は2週後の発売です。本はやはりおまけですが、冊数がまとまればかなりの情報量になるでしょう。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト

佐賀城本丸歴史館 展示案内
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編集・発行:佐賀城本丸歴史館
発行日:2004年8月1日初版、2005年3月31日改訂版
ページ数:48P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「佐賀県立佐賀城本丸歴史館は、『幕末・維新期の佐賀』の歴史を検証し、新しい郷土発展の源泉となる施設として、2004年8月1日、佐賀市城内の佐賀城本丸跡に開館しました。1838年に完成した佐賀城本丸御殿の一部を忠実に復元したこの歴史館は、近世城郭の本丸御殿の復元としては日本初、木造復元建物としては日本最大となる2500m2の規模を誇ります。そしてこの中では、佐賀城の変遷と本丸御殿の復元の紹介をはじめ、幕末の佐賀藩の藩政改革や、時代を先導した近代科学技術の導入のようす、さらには鍋島直正・江藤新平・大木喬任・大隈重信・佐野常民・島義勇・副島種臣など佐賀は輩出した『幕末維新期の佐賀』をわかりやすく紹介しています。」
佐賀城本丸跡に復元された佐賀城本丸歴史館の展示案内です。
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