石田三成

石田三成
出版社:新人物往来社
発行日:1975年5月10日初版
ページ数:219P
著者:安藤英男
定価:1,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「豊臣秀吉の恩遇にこたえ、大敵・徳川家康に挑戦し、天下分け目の関ヶ原役で、家康の心胆を寒からしめた三成。部下を愛し、節義を重んじた英雄の真情を描く。」
新人物往来社の武将や一族にフォーカスする一冊。本書では「石田三成」に歴史的事実から迫る。本書の後に新版を発行しているがそちらも絶版。最近は一族や子孫に関しての著書があるが、やはり当人の再販を望む。
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古河史蹟と古河藩のおもかげ

古河史蹟と古河藩のおもかげ
発行:古河市社会教育委員会
発行日:1955年9月15日初版
ページ数:155P
編集:千賀覚次
定価:非売品
オススメ度:★★★★☆
書評:
「とりわけ旧古河藩のこととなると、その変化は極めて激甚で、転々桑滄の感なきを得ないのである。す乃ち明治維新から間近い頃の古河藩の有様をば、後に伝えんがために、旧古河藩士中の長老として健在である、園岡正信と、進藤貞章両氏の指導を仰ぎ、是正を乞いつつ、昭和2年10月から翌年1月下旬に亘ってこの記述をなし、当地発行の日刊新聞関東タイムス紙上に、古河懐古談として連載したものが、即ちこの古河藩のおもかげであるのである。その後、昭和6年1月に、古河史蹟保存会が組織されて、自分が会長に推されたので、古河史蹟ばなしとして、日刊関東タイムス紙、並びに日刊茨城毎日の両紙に前後九十回程に渉って述べたのがこの古河の史蹟の編であります。尚また別に昭和10年版として、編纂出版した古河史蹟写真帖後篇の末尾に当載した、古河の沿革というのを増補訂正して、今回この三編を古河の沿革、古河の史蹟、古河藩のおもかげの順序に配列してこれを古河の史蹟と名づけ上梓の運びとなった。」
茨城県古河の藩末の状況や歴史を古老から聞き取り、また調査してまとめたのが本書であるようだ。写真がないのが残念ではあるが、古河藩や古河の史蹟の由来を知るには良い史料であろう。

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白石城物語

白石城物語
出版社:白石市文化体育振興財団
発行日:1995年5月3日初版、2001年10月1日再版
ページ数:337P
編集:読売新聞東北総局
定価:1,143円+税5%
オススメ度:★★★★☆
書評:
本書は、当時読売新聞の記者として白石に駐在していた名村栄治氏による読売新聞の連載「白石城物語」をまとめたものである。新聞掲載の記事とはいえ、白石城の歴史に関する本格的歴史書として成立している。白石市から発行されており、一般書店では販売されていないようであるが、いまでもどこかで入手できるのであろうか。自分は古書店で入手したが、市民向けに定価が抑えられているのであるが、古書はそれよりも高いですね。

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館林尾曳城誌

館林尾曳城誌
発行:館林図書館
発行日:1941年12月25日
ページ数:124P
編集:館林図書館長事務取扱 福田啓作
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本誌は館林町の依嘱に依り、町誌編纂の目的を以て本館に於て調査収集したる資料中、館林城関係分を取纏め、更に補説を加え其沿革を記述したものである。従って是は館林町誌の部分篇とも見る事が出来るのである。」
昭和初期の館林城の貴重な歴史書です。後に国書刊行会から2,520円で販売されましたが、そちらも絶版のようです。
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図録 天下統一と城

図録 天下統一と城
発行:読売新聞社
発行日:2000年10月3日
ページ数:211P
編集:国立歴史民俗博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「日本各地には数多くの城跡が残されています。そのなかでも江戸時代の城跡はとりわけ多くの人びとに親しまれています。風雪に耐えて残る城跡は、天守などの建物だけでなく石垣や堀などを巧みに配置して、深い縁とともに織りなす景観は独特の美しさを備えています。そうした江戸時代の城はなぜ築かれたのでしょうか。またどうして佐倉城や福岡城、姫路城のように複雑なかたちに発展したのでしょうか。本展では、15世紀の室町時代の館から戦国の激動期を経て江戸時代の完成したかたちに城が変化していく過程を、さまざまな資料を通じてたどっていきます。」
全国各地の発掘調査の遺物や古絵図が多数掲載されており楽しいですよ。

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「第32回歴博フォーラム」 天下統一と城

「第32回歴博フォーラム」 天下統一と城
編集・発行:国立歴史民俗博物館
発行日:2000年10月21日
ページ数:35P
定価:フォーラム配布資料
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「16世紀から17世紀初頭にかけて城郭は急激に発達しました。領主だけでなく寺社・村や都市の住民の集まりといったさまざまな集団が城を築いたのです。そして多様な城は天下統一の過程でしだいに大名の居城に収れんしていきました。日本列島の多くの地域に政治・経済・文化・生活といった諸機能を統合し、城と城下が一体化した中心都市・近世城下町が一斉に成立していったのです。このフォーラムでは城と城下の変化を歴史学や考古学、城郭研究などの多角的な視点による最新研究を通じて、どのように城と城下の成立過程を具体的に論じるだけでなく、それを史料として中世から近世に移り変わる転換期の政治と社会を明らかにしていきたいと考えています。」

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1991年度埋蔵文化財発掘調査報告書 村上城跡関連

1991年度埋蔵文化財発掘調査報告書 村上城跡関連
編集・発行:村上市教育委員会
発行日:1992年3月30日
ページ数:46P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書は1991年度に実施した村上城跡堀片地区及び仲間町地区の発掘調査報告書である。この発掘調査は民間業者の開発に先立つ試堀調査である。」

村上城の堀や土塁に関する調査報告書となっています。
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織田信長と大坂 大阪歴史懇談会発足五周年記念講演録第一輯

織田信長と大坂 大阪歴史懇談会発足五周年記念講演録第一輯
発行:大阪歴史懇談会、田村紘一
発行日:1992年5月17日
ページ数:24P
編集:島野穣
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「去る平成元年九月二十四日、大阪市立労働会館小ホールで、本会発足五周年記念行事を行い、早くも今年で三年目をとなる。当初は五周年で記念行事とはの意見もあったが、今後の本会発展を賭けての意もあり、会員諸氏の協力があって無事、講演会と祝宴を持つことが出来た。講演は大衆受けする中世史を主体にという意向で、多くの参加者を迎えて行ったが、内容が興味深く参考になるので、より多くの人達に聴いてもらうため、運営委員が講演の録音を採っていた。」

書評:
大阪歴史懇談会の主催で開催された講演会録であるが、小和田哲男氏の講演は面白いですね。
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名古屋市博物館企画展 城からのぞむ尾張の戦国時代

名古屋市博物館企画展 城からのぞむ尾張の戦国時代
編集・発行:名古屋市博物館
発行日:2007年6月16日
ページ数:157P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「尾張地域にかつて存在した戦国の城について、考古資料と絵図を中心とした文献資料をあわせて紹介。巻末に『名古屋市城跡一覧』『尾州古城志諸本対照一覧』を収録。」
本書は平成19年9月22日から11月4日まで開催された特別展の展示図録です。尾張地方の城が多数紹介されています。名古屋市博物館で購入できます。
名古屋市博物館 出版物ホームページ

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名古屋市博物館開館30周年記念 特別展 大にぎわい城下町名古屋

名古屋市博物館開館30周年記念 特別展 大にぎわい城下町名古屋
編集・発行:名古屋市博物館
発行日:2007年9月21日
ページ数:157P
定価:1,800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「城下町を大いにわかせた出来事を中心に町の仕組みや規則、学問や芸術の世界を紹介。」
本書は平成19年9月22日から11月4日まで開催された特別展の展示図録です。名古屋市博物館で購入できます。
名古屋市博物館 出版物ホームページ

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