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発行:高岡市立中央図書館
発行日:1996年3月初版 (底本:1924年)
ページ数:14P
編集:高岡文化会
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は高岡開町から明治初期までの事象を簡潔に説明する「高岡開闢由来記」と、各町会の由来について説明する「高岡町由緒聞書」から成る。
本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。
高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ
高岡古城志 高岡市古書古文献シリーズ第五集
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発行:高岡市立中央図書館
発行日:1999年3月初版 (底本:1939年)
ページ数:96P
著者:増山安太郎
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は珍しい高岡城に関する歴史をまとめたものである。高岡城は加賀前田藩2代藩主利長の隠居城として築城され始めたが、完成をみることなく廃城となった経緯がある。
本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。
高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ
金澤城址案内
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発行・編集:金沢大学
発行日:1951年11月初版
ページ数:32P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「加越能百万石の藩政の本拠として三百年、廃藩後第九師団の軍事基地として八十年間、一般人に対してオフ、リミットであった金沢城も、終戦とともに開放せられ、市民リクリエーションのセンターにしてはどうかの意見もあったが、結局、金沢大学のカンバスとして文化国家建設の脚光を浴びるに到ったことは、それが城であるだけに、封建的武力的旧日本から民主的文化的新日本への転換を如実に表示している点で、誠に意義深いものがあると思われる。武装を脱いだ金沢城はその旧建物、石垣、堀すべてに歴史があり伝説がまつわっている。それらについて一通りの認識を持つことは、史蹟保存の意味で重要なことと思われるので、金沢城址の案内記を本学図書館員高橋喜一氏に委嘱してこのパンフレットを編纂せしめたのである。」
金沢城跡が金沢大学のキャンバスとして使用されるようになってから、学内の職員や学生に対しての啓蒙を目的として編集されたようである。当時発行されていた文献を参考にまとめたもので、目新しいものはないが、各所において簡潔に説明されている。本文の3分の1を金沢城の設計者とされる高山右近伝に当てているのは、初代藩主前田利家を解説する一般的構成とは違い面白い。
金沢市前田氏(長種系)屋敷跡
侍屋敷土塀の系譜と現状 -金沢市内における- 金沢市文化財紀要2
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発行・編集:金沢市教育委員会
発行日:1973年6月初版
ページ数:64P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「都市機能の近代化という目的から、新しい道路が開かれ、古い町並の改善が進められています。市民生活の内容が豊富になるにつれて、それに適合した生活文化の場が求められるのが当然の帰結といえましょう。金沢市は、明治以降の戦災や天災などの破壊を被らなかった、数少ない城下町ですが、私達が祖先からうけついだ、豊かな歴史のあしあとを、次代に継承してゆくことも、また我々に課せられた重大な責務であります。開発と保存の接点に置かれている文化財は数多く、これらを保護し、開発との調和を計ることが文化財行政の最も重要な課題となっております。とくに武家屋敷の土塀は、城下町『金沢』の姿を特徴づける代表的なものであり、その姿を失なうことは、まことに憂慮すべきで、保存対策の強化を迫られているものの一つであります。こうした侍土塀の系譜をひく残存土塀の現状を知ることは、今日の時点できわめて緊要のことであり、ここに市内にのこる土塀の現況について金沢経済大学講師田中喜男氏に調査を依頼した結果が、この172カ所におよぶ記録であります。」
内容は、侍屋敷の土塀に類するものを、「所在」「形態」「形状」「見取図」という項目で報告している。写真は小さくモノクロである。調査からすでに30年を過ぎているので、このすべてが現存しているとも思えないが、保存に向けて再調査の必要があろう。その基礎資料となることは間違いない。
金沢御堂・金沢城調査報告書Ⅰ
岐阜県中世城館跡総合調査報告書 第1集(西濃地区・本巣郡)
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発行・編集:岐阜県教育委員会
発行日:2002年3月初版
ページ数:268P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
岐阜県教育委員会では、開発事業等で旧状が失われることが懸念される中世城館跡について、現状を把握し今後の文化財保護に資するために、平成8年度から国庫補助を受けて分布調査を実施してきました。調査報告書は、県内を西濃地区・本巣郡、岐阜地区・美濃地区、可茂地区・東濃地区、飛騨地区の4ブロックに分けて、平成13年度より順次刊行しています。
教育委員会が編集・刊行したものを、許可を得て岐阜県歴史資料保存協会が増刷したものが市販されていますが、現在第1集は品切れ中です。第2集から第4集を購入してから第1集を古書で探していましたが、ようやく入手できました。今回は保存協会が増刷したほうではなく、教育委員会が発行したものです。状態もそこそこで全4冊揃いました。
尼子毛利合戦雲陽軍実記
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出版社:新人物往来社
発行日:1978年3月初版
ページ数:306P
校注者:勝田勝年
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、『雲陽軍実記』を全国の読者の前に紹介し、併せて必要な解説を加えて理解に役立てようとする目的から執筆したものである、『雲陽軍実記』を『尼子毛利合戦雲陽軍実記』と命名したのには理由がある。それは本書が全国に紹介されるのは今度が初めてであるからである。したがって、一見その内容が知りがたいと思われたので、内容を率直に示すために『尼子毛利合戦』の冠称を付した。」
「雲陽軍実記」は史実の正確さに重点が置かれたものではない。毛利方の「陰徳太平記」と対をなす尼子方の諸将の心情をよく表わしている史料である。本書にはふりがなや校注があり、読み進めるのに大変に役に立つ。発行部数が少なかったのか、古書でもなかなか入手困難である。今回は本体のみ箱なしのものを入手できたが、本体の状態はよかったので背ラベルを写真にしてある。NHK大河の「毛利元就」放映のときにでも再販してもらえればよかったと思う。

上杉氏年表 為景・謙信・景勝
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出版社:高志書院
発行日:2003年9月初版、2007年3月改訂版
ページ数:244P
編者:池亨、矢田俊文
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、長尾為景の父能景が戦死した永正三年(1506)から、上杉景勝が死去する元和九年(1623)までの117年間に起こったできごとを時間の流れに従って記述したものである。よって、上杉謙信・景勝の全生涯を時間とともに理解できるようになっている。また、時間の流れでは理解しにくい重要なことがらについては、コラムという形式で収めた。本書は特定の研究の意図をもって作成されたものではないので、この年表を活用してさまざまな研究ができよう。たとえば、元和五年(1619)になくなった直江兼続の全生涯を記述しているので、兼続の研究にも役立てることができるだろう。」
今年、戦国地図としてページを追加して改訂版が出ているようである。上杉氏研究をする方は横に置いておくと便利な一冊である。

