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出版社:翔泳社
発行日:2003年1月初版
ページ数:558P
著者:ジェームス フォックソール
編者:NRIラーニングネットワーク、矢嶋聡
定価:3,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
対象アプリケーション:Visual Basic.NET2002/2003
書評:
22章に分け、順を追って進めていくチュートリアル形式。Visual Basic.NETに関する5つの項目の中の各章には、エキスパートに訊く囲み解説や、理解度チェックがあり到達の自己採点ができる。全体的には初心者向けの内容で、ファイル操作は入っているが、データベース操作の記載はない。


VB.NETアプリケーション作成のための実践サンプル必要十分777個
Visual Basic.NETネットワーク+データベース300の技
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出版社:技術評論社
発行日:2004年6月初版
ページ数:510P+サンプルコード収録CD-ROM
著者:有限会社ガリバー
定価:3,280円+税
オススメ度:★★☆☆☆
対象アプリケーション:Visual Basic.NET2002/2003
書評:
.NETプログラミング習得のためのTips集。2002年刊「Visual Basic .NET 基礎300の技」の続編、ネットワーク・データベース版として執筆されたものである。前作より数年経っているが、.NETらしいプログラミングをするには不足感が強い。
VB.NET2005が発売された現在では、コーディング不要で実現可能なTipsも含まれるため、2005バージョンを使用する場合は購入する価値は少ないかもしれない。


Visual Basic.NET逆引き大全500の極意
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出版社:翔泳社
発行日:2003年4月初版
ページ数:654P
著者:ITフロンティア
定価:2,600円+税
オススメ度:★★★★☆
対象アプリケーション:Visual Basic.NET2002/2003
書評:
本書は、Visual Basic .NETの基本テクニックから、開発ですぐに役に立つテクニック、一歩進んだテクニックなどが満載の書籍です。サンプルプログラムなどと共に解説するテクニック数は、合計500項目にのぼり、コードの逆引き事典としても重宝する一冊となっています。
役に立つ項目も多く、VB.NETで開発をする方は1冊そろえても損はありません。ただし、データベースに関するTipsはありませんので、その部分を加筆して800の技とか出版してほしいです。


Visual Basic.NET基礎300の技
Visual Basic.NET至高の技 データベース+印刷/帳票編
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出版社:秀和システム
発行日:2005年8月初版
ページ数:531P
著者:増田智明、池谷京子
定価:2,600円+税
オススメ度:★★★★☆
対象アプリケーション:Visual Basic.NET2002/2003
書評:
Visual Basic.NETのデータベースと印刷機能に焦点を当てて、基本機能から上級テクニック、複数の技術の組み合わせを紹介する。「逆引き」で探しやすい即効テクニック&サンプルコード集。
コントロールの使い方など初歩的な解説書、Tips集が多い中で、データベースについて現場で使えるテクニックが収録されている数少ない書籍です。VS2005が発売された現在においても使えるテクニック満載です。


鹿沼市史叢書7 鹿沼の城と館
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発行元:鹿沼市
発行日:2002年3月初版
ページ数:138P
編集:鹿沼市史編さん委員会
定価:1,300円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
収録城郭・・・44箇所。追記の[目次]参照
書評:
埼玉県鹿沼市内に分布する、中世城館跡や関連資料を幅広く調査し、総合的に研究した成果をまとめた報告書です。本書は二部構成をとっており、Ⅰの「鹿沼の城館」では縄張り図44点を中心に、明治時代の地籍図や航空写真をなど多数の図版類や文献史料の記述を利用し、城館跡ごとにくわしく論述し、Ⅱの「鹿沼の城館史料」には江戸時代に編さんされた軍記物を中心に、市内の城館にかかわる文献史料を掲載しています。
根強い城郭ブームの中、市史編さんの1カテゴリとして「城」を扱うことも多くなりました。本書は、栃木県の鹿沼市(平成合併)に点在する城館跡を縄張り図とともにまとめたものです。いわゆる中世城館調査書に分類されるものですが、淡々と城館を掲載するだけでなく、城郭用語や出典史料も同時に掲載され、市民に親しみをもってもらおうという意気込みが伝わってきます。
鹿沼市史 鹿沼の城と館
松江城 新装版
八王子城 みる・きく・あるく 改訂新版
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出版社:揺籃社
発行日:1989年12月初版、2001年12月改訂新版
ページ数:79P
著者:峰岸純夫、椚國男、近藤創
定価:700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「かつて、城は城兵が殺されたり降参したりすることで落城はしても、城跡は歴史の語り部として残された。しかし今日の破壊は、城が築かれた城もろとも消し去ってしまう。まさに完全な『落城』である。幸いにも、八王子城は国指定史跡として保存され、多くの見学者の利用に供されており、関東の城跡のなかでも私の好きな城の一つであり、しばしば登っている。
本書は、八王子城を愛するさまざまな分野の人々による、これから八王子城へ登ろうとする人々へのガイドブックである。私たちは自ら楽しみながらこのガイドブックを作ることによって、八王子城落城四百年記念に参加した。
その後、十二年余の歳月が過ぎた。その間に八王子城・高尾山の地下を貫く圏央道のトンネル開穿工事が進み、再び八王子城の危機が迫っている。この時に当り、本書のを装い改めて新版をつくることとなった。」
とあるように、八王子城に関する論文と散策のためのガイドブックです。初版から数本記事がプラスされています。散策に関する5つのコースは参考になります。


松任城と一向一揆 一揆の雄 城主鏑木氏を探る
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出版社:北国新聞社
発行日:1988年11月
ページ数:203P
著者:鏑木悠紀夫
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書を書くに至った動機は、たまたま私の先祖が一向一揆の中にあって中心的役割を演じた松任城主鏑木氏であると伝えられ、先祖の歴史をまとめたいという全く私的理由によるのである。七尾城を手中にし、加賀に進攻してきた上杉謙信の前に一揆勢は殆ど屈したが、その中にあってただ一人最後まで抵抗し、遂に和睦に持ち込んだ松任城主鏑木頼信は一揆側の中心的存在として活躍し、一向一揆の滅亡と運命を共にした人物である。その頼信に代表される松任城主三代にわたる鏑木氏は滅亡後、石動山天平寺の流れをくむ寺の僧になり、神官も兼ねて明治に及んだと云われている。」
とはじめに書いてあるが、松任城と鏑木氏に関して詳細にまとめられている。松任城という歴史上あまり脚光を浴びなかった城と城主に関してまとめたものとしては面白い。これは自分が地元石川県出身ということも大いに関連あるが、松任城は一向一揆の歴史の中でも重要な場所であり、一向一揆を語る上では外せない。
テーマのマイナーさ故か、現在非常に入手が困難な状態であるのが残念である。加賀一向一揆を語る際はぜひ読んでほしい1冊である。

