村上義清と信濃村上氏

村上義清と信濃村上氏
出版社:信毎書籍出版センター
発行日:2006年3月初版
ページ数:285P
監修:笹本正治
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『信濃村上氏フォーラム』は、平成17年11月12日から13日にかけて坂城ルネッサンス事業として開かれ、12日にはフォーラムが、翌13日には町内の史跡見学が行なわれました。この2日間の延べ参加人数は550名にもなりました。これに先立ち、8月27日には『信濃村上氏フォーラム事前学習会「みんなで語ろう村上義清」』を開催しましたが、こちらにも100名という大勢の人が集まりました。私は、こうした催しを一度限りのイベントで終わらせてはならず、今回を坂城町が未来へつなげていく第一歩と考えます。これからも何らかの形で地域を学ぶ会が続けられていくことでしょう。それなら、今回のこの試みをきちんと未来に伝え、全国に向けても発信していかねばなりません。そこで私たちは、この二回の催しをそのまま書籍化することにしました。活字にして未来へ残すとともに、当日参加できなかった皆さんに、少しでも会場の雰囲気や坂城の皆さんの勉強意欲を伝えたいと考えたからです。」
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上杉謙信と春日山城

上杉謙信と春日山城
出版社:新人物往来社
発行日:1984年8月初版
ページ数:257P
著者:花ヶ前盛明
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「このたび、私がかつて書いたもののうちから、『上杉謙信と春日山城』というテーマにそったものを集めて一冊にまとめてみた。とくに上杉謙信については、内容が重複する部分が大変多い。それは雑誌に発表したものを、そのままここに収めたためである。本書は研究報告ではなく、読み物的内容である。概説書としてご利用頂ければ幸いである。」
同じ著者による「中世越後の歴史」も一緒に揃えるとよいでしょう。
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中世越後の歴史 武将と古城をさぐる

中世越後の歴史 武将と古城をさぐる
出版社:新人物往来社
発行日:1986年10月初版
ページ数:406P
著者:花ヶ前盛明
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「戦国大名上杉謙信と新潟県内の山城調査をはじめて、今年で25年になる。この間、『越後上杉氏の領国支配の研究』と『越後城郭の研究』をテーマに、中世文書と山城の調査・研究をすすめてきた。私と山城との出あいは昭和37年、安塚高等学校に赴任したときである。学校の裏山が南北朝の動乱時代に活躍した風間信濃守信昭の居城、直峰城であったからである。以後、上越地方はもとより、中越・下越・佐渡地方へも、休日を利用して足をのばした。本書は、これまでの研究報告をもとに越後の古城を加えたものである。昭和59年に上梓した『上杉謙信と春日山城』とあわせて、お読み頂ければ幸甚である。」
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福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集

福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集
編集・発行:福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行日:2001年3月初版
ページ数:44P+図版23
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
光明寺用水(現在は芝原用水と呼ばれている)の老朽化に伴う改修工事の過程で行なわれた調査報告書。調査の過程で発見された石垣や出土物に関してまとめている。光明寺用水は福井城本郭の北側に位置する。

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難波宮と大坂城 発掘調査とシンポジウムの記録 大阪府文化財センターDVDシリーズVol.1

難波宮と大坂城 発掘調査とシンポジウムの記録 大阪府文化財センターDVDシリーズVol.1
編集・発行:(財)大阪府文化財センター
発行日:2005年
内容:DVD2枚+年表2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
評価:
平成16年6月12日と20日に行なわれたシンポジウムの一部を収録したDVDビデオ。そのほか、大坂城の現地説明会の様子と出土品を写真で紹介している。収録された講演は版権の問題であろうか、大阪府文化財センターの職員のものに限られている。こうしたシンポジウムや講演会は全国で年に何回も開かれているが意外と映像化されて入手できるものはない。折角なので、すべて収録してほしかった。
現在入手可能かどうか分からない。偶然入手したものなので、市販したものか関係者に配布されたものかも不明である。当センターホームページではシンポジウムの資料はないが、元になった発掘の現地説明会の資料をPDFでダウンロードすることができる。
シンポジウム 難波宮と大坂城
大阪府文化財センター ホームページ

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描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-

描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-
編集・発行:吉田町歴史民俗資料館(現在の吉田歴史民俗資料館)
発行日:1993年10月初版
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「この郡山城や当時の吉田を研究する上で、重要な資料の一つに城絵図があります。現在知られている絵図は、約30点あまりありますが、いずれも江戸時代以降に描かれたもので大きくは2・3の系統に分かれます。したがって、同一のものの写しが数多く存在しています。これらの絵図中には、明らかな誤りや矛盾もありますが、細かく描写や記載事項を読み取ることにより、多くの情報を得ることができます。本展は、こうした絵図の分類を試みるとともに、城や城下町・江戸時代の宿場町や山河さらには当時の民衆のくらしや文化など、絵図に描かれたさまざまな情報を観察していこうとするものです。」

本書は、平成5年10月23日から12月7日まで開催された特別展「描かれた郡山城展」の解説図録です。多くの郡山城絵図が掲載されているが、残念ながらすべてモノクロなので、表紙以外は実際の絵図の色彩が判別できません。
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近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編

近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年8月初版
ページ数:259P+附図3枚
編集代表:中井均
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ご存知のように佐和山城は石田三成の居城として著名ですが、その構造や残存する遺構についてはほとんど知られることはありませんでした。一方、関ヶ原合戦後に近江に入部した井伊家は佐和山城を廃して新たに彦根城を築城し、その本拠を移動します。このように両城の存在は、地域のなかで織豊期から江戸時代への城郭の変遷が捉えられる好事例でもあり、今回両城の分析を試みた次第です。」
早くから刊行予定になりながらようやく刊行されたという気持ちです。城郭談話会の編集物としては7冊目になりますが、自費出版ではなく、初の出版社経由ではないでしょうか。編集方針は従来と変わらず、一冊としてのまとまりよりも、個々の論文の主張を楽しむというスタンスです。写真は本誌ですが、これに付図と箱が付きます。
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三春城築城500年記念・平成16年度春季特別展 三春城と仙道の城

三春城築城500年記念・平成16年度春季特別展 三春城と仙道の城
編集・発行:三春町歴史民俗資料館
発行日:2004年3月初版
ページ数:77P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
本書は、平成16年4月11日より6月13日まで開催された「三春城と仙道の城」の展示図録です。展示図録から実際の展示の充実ぶりが感じられるが、三春城に偏らず田村地方の城の歴史や分布一覧、縄張り図などが多く掲載されている。現在売り切れ中であり、私も古書で入手した。カラー写真も多く良い。
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三刀屋氏とその城郭

三刀屋氏とその城郭
編集・発行:三刀屋城跡調査委員会
発行日:1985年6月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,800円+税(限定500部)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「かねてから、三刀屋城は、富田城、三沢城とともに出雲の三城と呼ばれ、山城の代表的なものとして注目されている。そして、戦国時代尼子氏と毛利氏の攻防のはざまにあって、数多くの戦記を残している。しかし、そのわりにはこれまで史家の踏破がなく、三刀屋城にかかわる著述もなく、あまり脚光を浴びていないのが不思議な気がする。昭和57年7月刊行の三刀屋町誌編集にあたり、三刀屋氏にかかわる各種資料を検討し、その系譜はもとより、14代三百四十年の史実を明らかにするとともに、三刀屋氏をめぐる当時の雲陽の動きが一層はっきりしてきた。その上に三か年にわたる三刀屋城跡の踏破によって、城郭の解明が進むにつれ、なおさら三刀屋氏の強力な姿がほうふつと蘇ってきた。」
島根県の三刀屋城研究に関する現在の到達点を示した書。発行部数が少ないので入手が非常に困難である。三刀屋氏に関する文書「三刀屋文書」については先に刊行された三刀屋町誌よりも詳細に掲載されている。

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東海の古城ハイキング100選

東海の古城ハイキング100選
出版社:風媒社
発行日:1994年10月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,515円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本書は、築城の歴史とか城の縄張りなどを追究するものではなく、地形・地質の面と文化的な面とから、それぞれ従来とは一味も二味も違った泊まり方をしようというわけです。そこで、第一章は『水と城』と題し、山城・平山城を主に取り上げました。そして、第二章は『人と城』と題し、平城を中心に紹介してみました。」
著者の感想として見どころが各城についていますが、ハイキングという題ながらハイキングコースがはっきりとはわかりません。7点の復元イラストが趣あって良いです。
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