
発行:毎日新聞社、NHK、NHKきんきメディアプラン
発行日:2007年10月16日
ページ数:314P
編集:京都国立博物館
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「絵画の黄金期、桃山時代の覇者として日本美術史に輝かしい足跡を残した狩野永徳は、織田信長・豊臣秀吉ら時の権力者に権力者に重用された絵師です。彼の創造した豪壮華麗な金碧障屏画は、戦国武将の覇気を体現するものとして、安土城や大坂城、聚楽第をはじめ数々の館を彩りました。しかし、天下一と評された彼の作品の多くは戦火の中で灰燼に帰したためその数は少なく、これまで回顧展を開くのは困難とされてきました。ところが近年、続々と新たな作品が見出され、また行方不明だった作品も再発見されるなど、永徳の画業を概観する下地がようやく整ってきたように思われます。本展は、世に知られた彼の代表作はもちろんのこと、新発見や新公開の作品を網羅することで、永徳芸術の神髄に迫ろうとするものです。また父の松栄や弟宗秀、長男光信らの代表作を併せ展示し、狩野派絵画の魅力を余すところなくご紹介します。」
図版はフルカラーでとても鮮明です。一部は拡大画も掲載されているのでじっくりと楽しめます。本書は京都国立博物館で購入できます。会期中は通信販売もあるようですが、終了後は残部あれば通常展のグッズ売場で購入できると思います。
狩野永徳展ホームページ
※会期終了後は閉鎖されている可能性があります。
京都国立博物館ホームページ
カテゴリー: 日本史
長浜市制60周年記念行事 「豊臣家」シンポジウム資料
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発行:長浜市
発行日:2003年8月初版
ページ数:69P
編集:長浜文化財シンポジウム実行委員会
定価:1,600円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
2003年8月に長浜市で行われた「豊臣家シンポジウム」の資料ですが、まとめではなく当日の配布資料だと思います。フルカラーで写真が掲載されていますが、文章は講演の前提資料のためか、これだけ読んでも理解できない部分も多々あります。
本書は長浜城歴史博物館で購入できます。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ
増刊乱TWINS 戦国武将列伝 其之十九
骨が語る日本史
加賀の一向一揆
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発行・編集:鳥越一向一揆歴史館
発行日:2002年3月初版
ページ数:23P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
加賀一向一揆に関する簡潔なガイドブック。本書は鳥越一向一揆歴史館で購入できます。
鳥越一向一揆歴史館ホームページ
関ヶ原合戦と大坂の陣 戦争の日本史17
戦国軍師の合戦術
日本の歴史 パノラマ絵地図4 戦国~安土桃山時代
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出版社:学研
発行日:2005年4月初版
ページ数:47P
監修:田代脩
定価:3,000円+税
オススメ度:★☆☆☆☆
書評:
「古地図や絵画資料を調べることで、それまで文書や記録などでは明らかにされていなかった庶民の生活や歴史的新事実が発見され、脚光をあびることがよくあります。本書は、このような視点から、各時代の歴史的なできごとを、写真やイラスト・絵図・地形図・ジオラマ・ランドサット画像などを駆使して、具体的・立体的に視角化し、歴史を新しい角度から理解できるよう、工夫がしてあります。」
「パノラマ絵地図」という題に惹かれて購入し、ページをパラパラとめくってみると、絵が幾分ちゃっちい。対象年齢が「小学生」となっているので後で納得したが、書かれていることもあまり詳しくない。我が子に興味を持たせるために買ってあげるのが精々であろうか。

