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出版社:法藏館
発行日:2003年4月初版
ページ数:246P
編者:山科本願寺・寺内町研究会
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『山科本願寺・寺内町』の遺跡を後世にまで残していきたい。この思いを持つ有志によって、『山科本願寺・寺内町を考える市民の会』が生まれた。本書は、この市民の会等が行ってきた講演会の内容をまとめたものである。」
前作「戦国の寺・城・まち 山科本願寺と寺内町」の続編である。今回は、中世山科本願寺があった時代に限定せずに山科の歴史をひもとき、本願寺がこの地に根付いた理由を探ろうとしている。内容は初心者向けとは言いがたいが、講演そのままの語り口を再現する文章となっている。


図説 上杉本洛中洛外図屏風を見る
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出版社:河出書房新社
発行日:1994年10月初版
ページ数:131P
著者:小澤弘、川嶋将生
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長が上杉謙信に贈った狩野永徳筆の絶品。華麗。雄渾。登場人物二四八五人。応仁の乱後の復興しつつある京を舞台に、四季と名所を織り込み、多彩な物語と老若貴賎の男女を躍動感あふれる筆致で描いていた洛中洛外図の白眉。フルカラー。」
河出書房の「ふくろうの本」の中の一冊。このシリーズは豊富な写真により、視覚的にテーマを理解できるように構成するのが特徴である。本書でも大きな屏風を特徴的な部分に分類し直して、解説を加える。このサイズでも小さいことはないが、A4サイズほどの大判で見てみたい作品である。上杉本は他に現在入手できるのは高価な書籍しかなく、そういう意味では本書は貴重な存在である。本屏風で有名な御所や松永久秀邸、祇園祭は当然触れてあるが、上杉謙信であろうと言われる行列に関しての解説はないのが残念である(自分は一番ここに期待して購入したので)。


克ちぬいた加賀一向一揆
三重の城
久留里城誌
竹ヶ鼻城
豊岡城館遺跡発掘調査報告書 市立図書館建設にかかる事前調査ほか 豊岡市文化財調査報告書第3集
安祥城址発掘調査報告書
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編集・発行:安城市教育委員会
発行日:1993年3月初版
ページ数:50P
定価:600円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
「安祥城は、徳川家康の先祖である松平氏が約50年間にわたって居城とした戦国時代の城です。松平氏の本拠が岡崎へ移された後も、安祥城をめぐって激しい戦がくり返されており、常に戦略上の要衝でした。廃城から400年あまりを経た現在、安祥城址は安城市内の代表的な史跡のひとつに数えられています。本教育委員会では、この安祥城址の発掘調査を昭和63年に実施しました。調査は決して大規模なものではありませんが、これまで知られていなかった安祥城の新たな一面も明らかになりました。本書はこの調査の成果をまとめたものです。」
書評:
絵図の検証から堀の発掘調査によって城域を推定する作業をまとめている。発掘調査までのアプローチが面白い。安城市歴史博物館で販売されたようだが、現在は完売となっており、古書で入手した。
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辰口町虚空蔵山城跡(辰口町虚空蔵山城跡調査報告書)
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編集・発行:石川県辰口町教育委員会
発行日:1988年3月初版
ページ数:96P+図版18P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は、石川県能美郡辰口町字和気・舘・寺畠の3地区内に所在する虚空蔵山城跡の発掘調査報告書である。調査された虚空蔵山城跡は、中世の山城跡で、室町時代に築城され、戦国時代の終了とともに廃城となった城跡ということです。さらに、この城跡は、加賀一向一揆の最後の砦であった鳥越村の『鳥越城跡』と関連があるということで、今回の調査によってこの報告書が当時の社会生活を知る上で貴重な資料となるものと確信しております。」
単なる発掘調査の報告に留まらず、周辺の地名調査などを経て、この城跡の存在意義を考察しようとしている。
国指定史跡上田城跡 本丸東虎口櫓門復元工事報告書
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編集・発行:上田市教育委員会
発行日:1995年3月初版
ページ数:カラー図版+4P66P+付図7P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「本書は、長野県上田市二の丸に所在する国指定史跡上田城跡に復元された本丸東虎口櫓門の復元工事報告書である。今工事に至るまでの経過、櫓門の設計経過、復元工事の概要、復元前と竣工後及び工事中の写真、設計図面の主要なものを掲載した。」
書評:
最近は城郭の復元工事や整備事業では報告書が作られるようになった。本書は、現在は上田城の顔となった本丸東虎口の中央に位置する櫓門の報告書であるが、写真には復元前の台に建つ櫓のみある写真や古写真もあり、復元までの過程を知ることができる。
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