史跡黒井城跡 保存管理計画策定報告書

史跡黒井城跡保存管理計画策定報告書
編集・発行:兵庫県春日町
発行日:1993年3月31日
ページ数:図版14P+140P+41P+付図4枚
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「黒井城の歴史は、赤松則村の次男貞範が戦功によって足利尊氏から丹波国氷上郡春日部荘を与えられたことからその歴史が始まるといわれています。赤松氏の支配が五代にわたって続いたあとは、在地の荻野氏城主となり、その後は赤井氏が荻野氏から代わって城主となりましたが、天下布武をめざす織田信長の命をうけた明智光秀の丹波攻略によって落城しました。」

資料編と付図が黒井城研究に役に立つ。
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浜居場城跡 その測量と発掘調査の記録

浜居場城跡
編集:浜居場城址発掘調査団
発行:南足柄市教育委員会
発行日:1992年3月25日
ページ数:61P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「南足柄市を中心とする足柄山中とその東麓には、甲駿相の三ヶ国を結ぶ足柄峠を扼す足柄城跡をはじめとし、十指をはるかに超える城砦址群が展開している。それらの城砦址群のなかには、春日山城跡や岩原城跡のように、すっかり変貌してしまい、すでに城砦址としての面影を止めないものもあるが、比較的良くその遺構を伝えているものも少くない。本稿で紹介する浜居場城跡は、その遺構の比較的良く遺存している一例である。」
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障子ヶ岳城趾調査報告書 勝山町文化財調査報告書第4集

障子ヶ岳城趾調査報告書
編集:勝山町教育委員会、勝山町文化財保護委員会
発行:勝山町教育委員会
発行日:1992年3月
ページ数:113P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「この調査報告書は、昭和62年11月22日の事前踏査から始まった障子ヶ岳城趾調査事業の全ての報告である。第一編で、障子ヶ岳城趾調査の成果を報告し、第二編では、障子ヶ岳調査事業の推進と併せて実施した障子ヶ岳に関係する事業について報告した。」

いろいろと雑多に収録してある感がありますが、住民総出で立木を伐採し、下草を刈って縄張り調査を行った熱意を感じられる貴重な本です。
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岐部城跡調査報告書 文化財調査報告第七輯

岐部城跡調査報告書
著者:茶川龍男、甲斐素純
発行:九重町教育委員会
発行日:1981年2月
ページ数:153P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和五二年以来断続的に繰り返された城跡及びその周辺の地形、あるいは歴史的関連地名・遺跡・遺構・岐部氏所蔵の古文書等々の調査の中から、岐部氏関連の主なものを抽出し、まとめ、収録した。」

城跡の調査報告だけでなく、城主についてもまとめられていて当時としては大変珍しい形式で、今発行されるなら「岐部城跡総合調査報告書」と名付けられるだろう。
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山梨県北都留郡上野原町 長峰砦跡 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第168集

長峰砦跡
編集:山梨県埋蔵文化財センター
発行:山梨県教育委員会、日本道路公団東京建設局
発行日:2000年3月31日
ページ数:38P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「長峰砦跡は、かつての甲武相国境地帯にあって、いくつかの関連城郭遺跡群の一翼をなすものと考えられていますが、遺跡の中央を縦貫して建設され、1969(昭和44)年3月に共用の始まった中央自動車道などにより、大きく旧観を損なわれてしまいました。いま再びその拡幅工事にかかるということで、3万m2余の範囲について慎重に調査し、長峰砦跡にかかる歴史の把握に努め、記録の上で後世に伝えることになったわけであります。その成果につきましては以下に報告するとおりでありますが、概観すると砦跡に結びつく遺構としての二、三の郭、尾根を切断する堀跡、斜面を横に走る横堀跡などがあり、堀跡からは鉄砲の弾丸などが発見されたこと。尾根をやや下がった位置に尾根筋を縫うよう道路状遺構が断続的に見られ、それが江戸期に整備された「甲州街道」の跡と見られること。地元の大椚地区が祭祀してきた丸山稲荷社の移転に伴い、その跡が具体的に記録できたことなどがあげられます。」
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大塚城遺跡発掘調査報告書 蒲生町文化財資料集21

大塚城遺跡発掘調査報告書
編集・発行:蒲生町教育委員会
発行日:1999年12月
ページ数:15P+図版7P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、平成10年度に行った工場用地造成工事に伴う大塚城遺跡の発掘調査の成果をまとめたものです。大塚城遺跡は、伊賀県蒲生郡蒲生町大塚に広がる縄文時代から室町時代の複合遺跡で、大塚氏の館跡として知られています。大塚氏は、蒲生町大塚を本拠をにした土豪で、近江の守護・佐々木六角氏の家臣で、のちに蒲生氏の家臣になった者もいるといわれています。」
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千葉県匝瑳郡光町 篠本城跡・城山遺跡 ひかり工業団地内埋蔵文化財調査報告2

篠本城跡・城山遺跡 本編 篠本城跡・城山遺跡 資料編
編集:財団法人東総文化財センター
発行:千葉県企業庁
発行日:2000年3月31日
ページ数:(本編)99P+(資料編)494P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「ひかり工業団地事業地内埋蔵文化財調査では、今から500~700年前の中世に栄えた遺跡をはじめとして、多くの貴重な文化財が出土しました。この発掘調査によって、中世にも豊かな東総を舞台として、多くの人々が活躍したことが明らかになって来ました。」

考察の本編と遺構・遺物の資料編の2冊構成。本編はフルカラーでわかりやすく構成されている。遺構面から13世紀、14世紀、15世紀の城山がどのようであったのかイラストで表現されていて面白い。
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シンポジウム よみがえる篠本城跡 篠本城に見る房総の中世

シンポジウムよみがえる篠本城跡
編集・発行:財団法人東総文化財センター
発行日:1995年10月14日
ページ数:78P+付図6枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「ここで取り上げる篠本城も、文献や歴史上にはほとんど登場したことはなく、発掘調査前は城跡らしい痕跡はほとんど見られず、地名と伝承によって城跡であることがわかっていた。しかし、発掘調査によって複雑な城郭構造と多数の遺物が出てきた。この遺構と遺物からある時期かなり栄えたことがわかる城跡が、なぜほろび、なぜ伝承の中に消えて行ったのかを探るために、このシンポジウムを企画した。そしてこれから房総の中世史の一端を解明できればと思う。」
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東京都新宿区 牛込城址(江戸時代武家屋敷地の調査)

牛込城址
編集・発行:新宿区袋町遺跡調査団
発行日:1997年12月25日
ページ数:巻頭図版1P+14P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は東京都新宿区袋町に所在する牛込城址に於ける江戸時代武家屋敷地の調査の発掘調査報告書である。本調査は、(仮称)アルファホームズ神楽坂建設に伴う緊急発掘調査として、新宿区袋町遺跡調査団が実施した。」
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鷹撃谷城跡 民間宅地造成工事に伴う緊急発掘調査報告書 恵那市文化財調査報告書第40集

鷹撃谷城跡
編集:株式会社イビソク
発行:恵那市教育委員会
発行日:2004年2月27日
ページ数:25P+図版14P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「周知の埋蔵文化財包蔵地である鷹撃谷城跡は、恵那市大井町字城に所在する、現在「大井城」として市の史跡に指定されているが、「恵那市史」等では、字内城に所在する大井小学校地にあった城跡を大井城、字城の欠の城跡を鷹撃谷城としており、遺跡名はこれに基づいて登録されたものである。」
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