近江八幡市埋蔵文化財発掘調査報告書ⅩⅢ 瓶割山城遺跡

近江八幡市埋蔵文化財発掘調査報告書ⅩⅢ 瓶割山城遺跡
編集・発行:近江八幡市教育委員会
発行日:1987年3月31日
ページ数:26P+図版36P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和61年度に近江八幡市教育委員会が行いました発掘調査のうち、国・県からの補助金を受けて実施いたしました調査の成果報告であります。本書には、出町遺跡(3・4次調査)、法華堂遺跡(2次調査)、瓶割山城遺跡の3遺跡についての調査結果を集録した。」

書評:
元気元(1570)年6月、織田信長の臣柴田勝家が、佐々木義賢と戦い、敵方の飲料水攻めにも屈せずこれを破ったときの舞台が瓶割山城であるらしい。瓶割山城の名称はこの勝家の伝承によるなので、勝家以前は長光寺城という。本書調査は、調査範囲も一部で遺物も少なかったので、断定できるような発見はなかったようである。
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佐古諏訪山考

佐古諏訪山考
発行:多田茂信
発行日:1995年3月5日
ページ数:94P
著者:宮崎晴雄、西條史朗、豊川卓、多田茂信
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
徳島県佐古町にある佐古諏訪神社に関してその由来や祭神に関してまとめた地元向けの郷土書である。諏訪神社に関して調査するには良書であろう。

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知れば知るほど好きになる名古屋城

知れば知るほど好きになる名古屋城
発行:財団法人名古屋城振興協会
発行日:2009年2月20日
ページ数:103P
編集:名古屋城検定実行委員会
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
昨年第一回初級試験が開催された「名古屋城検定」は今年初めての中級試験が開催されます。それに合わせて、昨年の公式テキスト「名古屋城なるほどなっとく検定」がパワーアップして帰ってきました。初級試験には当日持込み可ということなので、受験を考えている人は必携の一冊です。今回もきれいな写真満載ですよ。中級試験は他の参考図書も指定されていますので、まずはこのテキストを暗記しましょう。
一般販売は名古屋市内のみなので、入手したい方は名古屋城検定実行委員会事務局(TEL.052-961-7580)までお問い合わせ下さい。検定申込みは4月24日まで。次回改訂版販売時には入手できない可能性もありますので、ほしい人は早めに入手しましょう。中級試験に合格すると、本丸御殿公開時の運営ボランティアとして参加できるという特典もありますよ。
名古屋城本丸御殿ホームページ

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第二回特別展 桑山一族の興亡 -桑山氏新庄入部四〇〇年記念展-

第二回特別展 桑山一族の興亡 -桑山氏新庄入部四〇〇年記念展
発行:新庄町歴史民俗資料館
発行日:2001年10月6日
ページ数:40P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「平成13年は、近世大名桑山氏が新庄の領主として入部して、ちょうど400年にあたる記念すべき年です。今回の特別展では桑山氏発展の祖である重晴から、関ヶ原の戦い、新庄入部と領内経営、大坂の陣、桑山氏改易とその後の桑山氏の様子と、時代の流れにそって展示を構成しました。」

平成13年10月6日から11月18日まで同館で開催された展示図録です。カラーで古文献や合戦屏風、新庄城絵図などが掲載され、桑山氏に関しての貴重な資料集と思います。
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史跡福山城保存整備基本設計書 弘前町

史跡福山城保存整備基本設計書
発行:松前町
発行日:1999年3月
ページ数:86P
編纂:有限会社建築文化研究所
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、松前町史跡福山城保存整備検討委員会の協議・検討をもとに、平成10年度に策定した、史跡福山城の基本設計を定めるものである。」

本書は松前藩の通称松前城の保存整備計画をまとめたものです。史跡登録名称としては「福山城」としているが、福山城というと広島県の福山城のイメージがあるので、松前城というほうがわかりやすいですね。保存管理計画書には整備のために参考にした貴重な古写真や絵図がカラーで掲載されているのがうれしいところです。

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津和野城下町 祇園町遺跡 津和野町埋蔵文化財報告書

津和野城下町 祇園町遺跡 津和野町埋蔵文化財報告書
編集・発行:津和野町教育委員会
発行日:1999年3月16日
ページ数:46P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「現在の津和野の町並みは、江戸時代に整備された城下町が基礎となっています。今回、津和野郵便局庁舎新築工事に先だって発掘調査をおこない、津和野城下町遺跡で初めての本格的な町屋跡の発掘調査となりました。今回の調査は小規模なものでしたが、城下町の成立期を知る手がかり、幾度にもわたる火災を裏付ける焼土層、大量に廃棄された陶磁器の一括資料など、これまで知られていなかった新しい事実が発掘調査を通じて次々と明らかになってきました。」

焼土層の発見された断面図はカラーで掲載してほしかった。
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平成9年度新井市遺跡確認調査報告書 西条城跡 新井市埋蔵文化財報告書第22

平成9年度新井市遺跡確認調査報告書 西条城跡 新井市埋蔵文化財報告書第22
編集・発行:新井市教育委員会
発行日:1998年3月31日
ページ数:20P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は新潟県新井市内において周知されている遺跡、あるいは遺跡が存在すると推定されている場所において開発の計画がなされているもののうち、平成9年度に遺跡確認調査を実施した調査報告書である。調査箇所は西条城跡、舟岡山地区、中川地区、西俣遺跡(新発見)である。」

書評:
西条城跡では遊歩道施設にあたり、小範囲の発掘調査が行われたようであるが、縄文時代の土器片が1点のみと成果はほとんどなかったようである。
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伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-

伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-
編集・発行:京都市住宅局、伏見城研究会
発行日:1997年3月31日
ページ数:40P+図版24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「調査地は、京都市伏見区片桐町1番地の京都市営桃陵団地内である。1989年に実施した第Ⅰ次調査に引き続く、桃陵団地立て替えに伴う第Ⅱ次調査である。当該地は周知の遺跡・伏見城跡の南西部にあたる。今回の調査地は、伏見桃山時代には大名屋敷が置かれた城下で、寛永年間には伏見奉行所が清水谷よりこの地に移され、以後明治維新に奉行所が廃止されるまで存続したところである。」

書評:
瓦も出たなかで、伏見城の特徴である金箔瓦も少し出ていたようであるが、その写真がカラーではなく、モノクロであることが少し残念。
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新潟県人物小伝 直江兼続

新潟県人物小伝 直江兼続 新潟県人物小伝 直江兼続
出版社:新潟日報事業社
発行日:2008年4月初版
ページ数:115P
著者:花ヶ前盛明
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「上杉景勝を支えた名参謀・直江兼続の活躍と生涯を、写真をまじえ、わかりやすくまとめた一冊。巻末には、直江兼続関係人名や史跡、直江氏系図などの資料を収録。」
本書は地元新聞出版社から発行されたもので、新人物往来社「直江兼続のすべて」の著者執筆部分を基にして大幅に加筆したものです。上杉謙信研究でも著名な著者は、新潟県内の中世史に関してはわかりやすい解説で定評があります。また、著者は越後一の宮「居多神社」の宮司でもあり、今回初めて当神社を訪れた際に購入しました。著者のサイン入りで記念になりました。
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国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡

国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡 戦国の城と合戦
編集・発行:妙高市教育委員会 生涯学習課
発行日:2009年3月1日
ページ数:8P
定価:講演会参加者配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「長野県境と接する妙高市には、戦国時代に在地領主の活動拠点となる城や上杉氏が直接管理する城、村落の自衛のための城など、さまざまな規模、用途の城がつくられました。」
前回のシンポジウム「鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代」に続く第二弾「戦国の城と合戦」の講演会参加者に配布された小冊子です。妙高市にある鮫ヶ尾城、鳥坂城、西城城、猿橋城が紹介されています。

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