織豊期城郭基礎調査報告書3

織豊期城郭基礎調査報告書3
編集・発行:滋賀県教育委員会
発行日:2002年1月
ページ数:163P(図版24P含)
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「安土城の文化的・歴史的意義を解明するためには、安土城跡を調査するだけでなく、同時代の他の城郭と比較検討することが必要不可欠です。特に、近年他府県においても多くの城郭調査が実施されていますが、そうした最新の調査成果を収集し、調査・整備事業に活用していかなければなりません。また、城郭調査・城郭研究の情報発信基地としての役割を果たすためにも、このような資料収集は欠くことの出来ない事業です。そこで滋賀県では、平成5年度より織豊期城郭基礎調査を実施し、織豊期城郭についての基礎資料の収集を行ってまいりました。その成果はこれまで二冊の報告書にまとめ、多くの方々に活用していただいております。そしてこのたび、平成11年度から13年度の調査成果のまとめとして本書を刊行いたしました。」

書評:
瓦は「1.名称(城名)、2.所在、3.年代、4.出土瓦の概要、5.記載報告書・参考文献等」、石垣は「1.名称(城名)、2.所在地、3.年代、4.城之概要、5.石垣の位置、6.石垣の概要、7.改修の有無」、文書は「文書名、署名、印判、宛所、書止、作成年月日、法量」などで一覧表にまとめられる。簡単にいうと、調査を始めるにあたり、その特徴を一覧にした報告書である。
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織豊期城郭基礎調査報告書2

織豊期城郭基礎調査報告書2
編集・発行:滋賀県教育委員会
発行日:1999年8月
ページ数:319P(図版67P含)
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「安土城は、中世から近世へという歴史の転換期に、織田信長が天下統一の拠点として築いた大城郭です。安土城の文化的・歴史的意義を解明するためには、安土城跡を調査するだけでなく、同時期の他の城郭と比較検討することが必要不可欠です。滋賀県では平成5年度から6年計画で織豊期城郭基礎調査を実施することとし職豊期城郭についての基礎資料の収集を行ってまいりました。その前半期の成果は平成7年度に『織豊期城郭基礎調査報告書1』として刊行し、多くの方々に活用していただいております。そしてこのたび、6年計画のまとめとして本書を刊行いたしました。」

書評:
瓦は「1.名称(城名)、2.所在、3.年代、4.出土瓦の概要、5.記載報告書・参考文献等」、石垣は「1.名称(城名)、2.所在地、3.年代、4.城之概要、5.石垣の位置、6.石垣の概要、7.改修の有無」、文書は「文書名、署名、印判、宛所、書止、作成年月日、法量」などで一覧表にまとめられる。簡単にいうと、調査を始めるにあたり、その特徴を一覧にした報告書である。
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古渡城遺跡発掘調査報告書 南山大学大学院先史考古学研究報告第1冊

古渡城遺跡発掘調査報告書 南山大学大学院先史考古学研究報告第1冊
編集・発行:南山大学古渡城発掘調査会
発行日:1993年11月
ページ数:215P+図版52P+折り込み付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「真宗大谷派(東別院)の、広大な境内のサクラも盛りを過ぎて、花吹雪が舞い始めた平成3年4月、この発掘調査がスタートした。東別院の読売新聞社用地が、織田信長の父、信秀の居城だった『古渡城』跡の一部ではないか、という話は聞いていた。しかし、名古屋市教育委員会発行の名古屋市埋蔵文化財包含地図の指定からは、辛うじて外れていたので、よもや発掘調査をすることになるとは思っていなかった。市教委による試堀の結果、やはり発掘調査の必要があるという結論が出たとき、正直言って『これは困ったな』と思ったものだ。もちろん、多大な費用と時間がかかるということのほかに、一体、どこの誰に、発掘をお願いすればよいのか、まったくあてがなかったからである。」

書評:
本書は、古渡城跡と推定された東別院読売新聞社用地の発掘調査報告書である。発掘調査を担当したのは南山大学の伊藤秋男教授。よって、本書は「南山大学大学院先史考古学研究報告」として発行されている。発掘調査では予想を裏切らず大量の遺構と遺物が出土している。本書は序で述べられているとおり、報告書と研究書の区別がつかないような体裁をとらず、あくまで調査の純粋な報告に努めている。その分、解釈は読者に委ねられていると言えるが、浅学の身としてはヒントぐらいあってもよいのではないかと思えてしまう。
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平成17年度夏季特別展 源平合戦と北陸 義経伝説を育んだふるさと

平成17年度夏季特別展 源平合戦と北陸 義経伝説を育んだふるさと
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2005年7月23日
ページ数:106P
定価:1,600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この図録は、平成17年7月23日から8月28日まで開催する特別展に合わせて作成したものです。」
金沢市内の古書店で見つけました。県内の伝説で一番多いのがこの源平期に関するものではないでしょうか。本書では、源平に関する話やもの、場所を集めて収録している。こうやって見ると非常に多くの伝承地があることに驚いた。
石川県立歴史博物館

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「兼六公園」の時代

「兼六公園」の時代
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2001年9月8日
ページ数:32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本図録は、石川県立歴史博物館が平成13年9月8日から11月11日まで開催する企画展『兼六公園の時代』の解説図録です。」
金沢市内の古書店で見つけましたが、兼六園についての絵図や絵葉書が多数掲載されています。貴重な資料もあり、当時実物を見れなかったのが残念です。
石川県立歴史博物館

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角間 金沢大学総合移転用地内埋蔵文化財調査報告

角間 金沢大学総合移転用地内埋蔵文化財調査報告
編集・発行:金沢大学遺跡調査委員会
発行日:1989年3月25日
ページ数:112P+図版19P+付図7枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢大学総合移転実施特別委員会の下部機関である遺跡調査委員会は、昭和62年11月に金沢市角間地区の約9.1haに及ぶ金沢大学総合移転用地全域の発掘調査をふくむ、すべての調査を終了した。この調査は、移転用地内における埋蔵文化財の事前調査を主とするものであったが、昭和58年10月から、移転予定地区全域について、予備調査を開始したのに始まり翌59年4月から、本格的調査を行ったのである。
 金沢大学が総合移転する角間地区は、今まで埋蔵文化財等の調査が行われたことがなく、『周知の遺跡』はもとより、埋蔵文化財に関する発見、報告もなく歴史的には、未解明な点を多く残した地域であった。しかし、今度の調査によって、角間地区から若松地区にまたがる、総計実長約600mに及ぶ隧道遺構が発見されたことや縄文時代の遺跡、『乾場山遺跡』が確認されたことは、山林、原野とわずかな水田、畑地のみであったこの地区に古くから人々が住みつき、生活していたことを物語る貴重な資料の発見であった。とりわけ、この乾場山遺跡は、縄文時代も終末に近い頃のものと考えられるが、遺跡の立地が極めて特異な状況にあったこと等から、その考古学的意味も大きいといわねばならない。」

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研究紀要Ⅴ 三重の近世城郭絵図集

研究紀要Ⅴ 三重の近世城郭絵図集
発行:日本古城友の会
発行日:1977年8月初版
ページ数:48P
著者:福井健二
定価:会員頒布
オススメ度:★★★☆☆
「昭和49年に発表した『上野城郭図集』は、思わぬ好評を得て最近、再版の声がでてきたのである。そういったいきさつから、今度は三重県内のすべての城郭図集をと勇躍したのであったが、昭和49年11月より文化庁の補助事業として三重県教育委員会が中世の城館調査をすることになり、私も調査員の一人に選ばれたので絵図の蒐集調査はひとまず休止したが、本年1月報告書として『三重の中世城館』が出版され調査が終了したので、再び絵図の調査に入ったわけである。しかし三重県内の各城の数少なく、一城で一冊とすることは不可能で、一城について城郭図、城下町図、御殿図の3図を基本に調査することとした。」

書評:
絵図は写真でそのまま収録されているわけではなく、一度トレースされているため、城下町図でも各家の文字が潰れて読めないということはない。ただし、原図と全く同じかどうかは不明である。
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太陽コレクション城下町古地図散歩8 仙台・東北・北海道の城下町

太陽コレクション城下町古地図散歩8 仙台・東北・北海道の城下町
出版社:平凡社
発行日:1998年4月初版
ページ数:167P+特別付録「仙台城下絵図」
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
東北・北海道の16の城下町に関して古地図と現在(発行当時)の地図を対比しながら古地図を楽しむという趣旨の本である。城郭や城下町が好きな人、古地図が好きな人は楽しめます。
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寺島蔵人と加賀藩政 化政天保期の百万石群像

寺島蔵人と加賀藩政 化政天保期の百万石群像
出版社:桂書房
発行日:2003年9月初版
ページ数:383P
著者:長山直治
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「寺島蔵人は藩政批判をして三度も咎められた。文政元年藩主斉広の始めた「御国民成立仕法」で「百姓は米を食わぬよう」とされた時は、米が食べられない民がいるのを藩主は恥としないのか、藩主は民のために存するのではないか、と痛烈に批判。大塩平八郎の乱には「尤も」と共感。能登島に流刑となるが、批判精神はそのまま、ボロを着て「ちょぼんとしちべた(尻)」を出す少女にまで視線を注ぐ優しさも最後まで失わなかった。江戸期の政治とは何か、現代社会に通ずる根源的な問いをめぐる物語。 」
非常に分厚い本である。加賀藩の化政期・天保期をここまで解説した一般本は稀である。本書は、一度編集者により咀嚼された石川県史に頼る歴史感に危機感を示し、加賀藩史料など原本にあたって新事実を追究している。専門的で読みやすいとはいえないが、加賀藩史を研究する方はぜひ一読を。
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中世の寺社勢力と境内都市

中世の寺社勢力と境内都市
出版社:吉川弘文館
発行日:1999年5月初版
ページ数:304P
著者:伊藤正敏
定価:6,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世社会には、朝廷・幕府とは別に巨大な寺社勢力が存在した。様々な人々が集合し、旺盛な経済活動と無法者が自由に闊歩する境内都市という空間であった。境内都市を通して、全体社会を追究し、自由都市の実態を解明。」
中世における寺社勢力の政治的・経済的面に焦点をあて持論を展開する。内容は研究者向け。
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