最北の古代城柵官衙遺跡 史跡秋田城跡 発掘調査20周年記念

最北の古代城柵官衙遺跡 史跡秋田城跡 発掘調査20周年記念
発行:秋田城を語る会
発行日:1993年2月
ページ数:212P
編集:金曜会
定価:1,500円(3%税込) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「秋田城を取り巻く学術的な問題はたくさんあるが、本書はその問題に真っ向から取り組もうとするものではなく『史跡指定の経緯や保護管理、環境整備、文献史料、地質そして発掘調査の経過など、古代秋田城については、この一冊を読めばおおよそ理解ができる』という目的である。これから飽きた城を考えてみたい、という方々の言わばハンドブックとして多くの方々に活用していただければ幸いである。」
秋田城に関する文献はたくさんありますが、こちらは発掘調査など現場に関係のある方々によりまとめられた経緯の本であり、会員のみに頒布されたと思われる貴重なものです。調査の経緯に、当時の新聞記事などが掲載され、当時の熱気が伝わってきます。

続きを読む 最北の古代城柵官衙遺跡 史跡秋田城跡 発掘調査20周年記念

週刊安土城をつくる 第52号

週刊安土城をつくる 第52号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年1月26日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第52号。高野山持明院所蔵の「お市の方画像」は美人ですのー。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト

安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

続きを読む 週刊安土城をつくる 第52号

大夫沢館跡試堀調査報告書 大熊町埋蔵文化財調査報告第五冊

大夫沢館跡試堀調査報告書 大熊町埋蔵文化財調査報告第五冊
発行:大熊町教育委員会
発行日:1993年7月24日
ページ数:カラー図版3P+18P+図版17P
編集:大竹憲治
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「今回、調査した大夫沢館跡は将来ゴルフ場開発が予定されている地区に所在するため、五月の連休を利用して試堀を実施しました。その結果、柱穴痕や舶戴磁器が出土し、開発行為をする際にも慎重に対処しなければならないことを痛感した次第です。」

[amazonjs asin=”B000J7U5JU” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”熊町村郷土誌 (1979年) (大熊町史資料〈第2集〉)”]

続きを読む 大夫沢館跡試堀調査報告書 大熊町埋蔵文化財調査報告第五冊

西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集

西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集
編集・発行:中国・四国地区城館調査検討会
発行日:2009年11月28日
ページ数:320P
定価:2,940円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1997年に発足した中国・四国地区城館調査検討会の始めての論文集。内容は専門的なものですが、最新の城館研究に触れることができます。

続きを読む 西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集

平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城

平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城
発行:佐賀県芸術文化育成基金
発行日:2009年10月9日
ページ数:135P
編集:佐賀県立名護屋城博物館
定価:1,470円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「今回の秋季特別展では、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」の発掘調査成果や「天下人」の城の原点である織田信長の築いた安土城、天守や石垣などに象徴される城のイメージを定着させた「天下人」秀吉の築いた大坂城・聚楽第・石垣山城などを文献資料・美術資料・考古資料を織り交ぜながら展示紹介します。」
平成21年10月9日から11月23日まで名護屋城博物館で開催された特別企画展の図録ですが、フルカラーで発掘調査の結果写真が多数掲載されており、秀吉関連の城跡を概観する意味でもとてもよい資料集となっています。なかなか現地には行けないので、六一書房で購入しました。

続きを読む 平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城

南雲御殿遺跡(棚下砦跡) 赤城山西麓における戦国時代の山城 赤城村埋蔵文化財発掘調査報告書第12集

南雲御殿遺跡(棚下砦跡) 赤城山西麓における戦国時代の山城 赤城村埋蔵文化財発掘調査報告書第12集
編集・発行:赤城村教育委員会
発行日:1998年10月30日
ページ数:36P+図版28P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「南雲御殿遺跡は、通称・棚下砦跡と呼ばれており、従来より長井坂城跡に伴う城砦跡と考えられております。戦国時代における重要な軍事拠点である本遺跡の調査により、情報伝達や兵勢移動などに城と城を繋ぐ城砦跡の構造や正確を把握する遺構や遺物が出土しました。」
続きを読む 南雲御殿遺跡(棚下砦跡) 赤城山西麓における戦国時代の山城 赤城村埋蔵文化財発掘調査報告書第12集

三盧城跡 -当町・下泉地区発掘調査報告書- 石川町文化財調査報告書第22集

三盧城跡 -当町・下泉地区発掘調査報告書- 石川町文化財調査報告書第22集
編集・発行:福島県石川町教育委員会
発行日:2004年3月
ページ数:カラー図版2P+68P+図版31P
定価:3,000円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この度の発掘調査は、急傾斜地対策工事に伴うもので、福島県県中建設事務所との協議の結果、平成9年度から平成14年度までの工事の進捗状況に合わせて、記録保存を目的とした発掘調査を行うことが決定したものであります。石川県のシンボルとも言える三盧城跡は、石川地方を支配した石川氏の居城とされていますが、その詳細は未だに不明な点が多いのが実情です。この度の調査は、約25000m2とされる城館のほんの一部に過ぎませんが、三盧城に関する初の発掘調査書となりますことは、石川町にとっても大変意義深いものとなりました。」

城跡については平場と切岸に関する調査となったようだ。

[amazonjs asin=”B000JA50VK” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”石川町史 (1967年)”]

続きを読む 三盧城跡 -当町・下泉地区発掘調査報告書- 石川町文化財調査報告書第22集

秋季特別展 残照 本能寺からの織田一族

秋季特別展 残照 本能寺からの織田一族
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:1994年10月15日
ページ数:99P
定価:不明 品切れ
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本展では、秀吉が天下統一を進める中で、失われていこうとする信長の威光というものを、信長の息子たちに焦点をあてて追究しています。これまで、秀吉から家康へとつづく天下統一の過程として描かれていた歴史を、信長の息子たちの視点から見直してみようというのがこの展覧会のねらいです。」
本書は、平成6年10月15日より11月13日まで開催された秋季特別展の展示図録です。貴重な資料の数々がカラー写真で掲載されています。とてもいい図録なんですが、開館当時の図録はほとんど品切れなんですよね。
安土城考古博物館ホームページ

続きを読む 秋季特別展 残照 本能寺からの織田一族