京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか

京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか
編者・発行:京都府埋蔵文化財調査研究センター
発行日:1991年3月22日
ページ数:79P+図版33P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の調査は、宮津湾流域下水道ポンプ場建設工事に伴い、京都府土木建築部宮津湾流域下水道建設事務所の依頼を受けて行ったものである。調査地は、大膳橋から約80m西寄りの宮津市鶴賀地内に位置する。絵図によると宮津城本丸の北東に広がる三ノ丸の一角にあたると考えられ、武家屋敷に関連する遺構の存在が予想された。」

書評:
城郭関連では、上記の宮津城跡の第8次調査概要が収録されている。
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宮津城跡第2次発掘調査概要 宮津市文化財調査報告4

宮津城跡第2次発掘調査概要 宮津市文化財調査報告4
編者・発行:宮津市教育委員会
発行日:1981年3月31日
ページ数:35P+図版19P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「近世においては、城下町を中心に政治・経済・文化の展開がなされてきましたが、私達の街”丹後の宮津”においてもその例外ではなく、丹後地方の中心都市として発達してきました。その中にあって、シンボル的な意味をももつ城郭は特に興味深いものですが、宮津においては明治初年に破壊されて以来、日の目を見ることなく地下に埋れてしまったのであります。この度、関西電力株式会社宮津営業所社屋改築に伴い、宮津城跡の発掘調査を実施し、その城郭の一部をかいま見ることができました。その結果をこの報告書に収めここに報告するものです。」

書評:
宮津城の発掘調査としては初期のものであるので、発掘現場の報告とは別に、宮津城の絵図なども図版として収録している。
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京都府遺跡調査報告書 第14冊 平山城跡・平山東城跡

京都府遺跡調査報告書 第14冊 平山城跡・平山東城跡
編者・発行:京都府埋蔵文化財調査研究センター
発行日:1990年12月26日
ページ数:56P+図版48P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「中世から近世の城郭の一つとして、歴史上にはほとんど知られていない綾部市七百石町の平山城・平山東城は、わずかに江戸時代に編纂された『丹波志』にその存在の痕跡が見られる程度でありました。近年、この地に近畿自動車道舞鶴線が計画されたため、事業に先立つ遺跡分布調査によって城跡の存在が知られるようになり、これこそが『丹波志』にいう城跡であるとの予想のもとに、財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターが発掘調査を実施することになりました。本書は、この平山城跡・平良山東城跡の発掘調査報告書であります。本文中に詳しく記載されていますが、平山城跡では畝状竪堀群と呼ばれる巨大な防御施設があり、こういった遺構の調査は、全国的にみても珍しいものであります。」

書評:
巻頭カラー図版で発掘されたすばらしい畝状竪堀群の写真を見ること事ができます。
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将棋頭遺跡・須沢城址

将棋頭遺跡・須沢城址
編者・発行:白根町教育委員会
発行日:1989年3月1日
ページ数:(将棋頭)47P+図版6P+付図1枚(須沢城)10P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本町では『将棋頭』の形態や役割を明らかにするとともに、後世に永く伝えられることを目的として、発掘調査を実施しました。発掘調査によって確認された石堤は、現在整備され後世に永く伝えることができました。また、須沢城跡も古くから文献に表れますがその所在地も含めて、未解明な部分が余りにも多い城跡です。今回は耕作地との関係もあり、試堀調査的な発掘しか出来ませんでしたが、併せて実施した地中レーダー探査では城跡に伴う溝ではないかという反応も確認されました。」

書評:
武田信玄の偉業である信玄堤の一部、将棋頭の発掘調査報告書です。石垣研究で著名な北垣總一郎氏の論文が掲載されています。
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寺家新屋敷館跡

寺家新屋敷館跡
編者・発行:福野町教育委員会
発行日:1988年3月15日
ページ数:30P+図版14P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福野町におきまして、永年懸案になっていた寺家新屋敷地区都市計画事業が、昭和61年度より着工のはこびとなりました。当該地区には、町指定文化財の寺家新屋敷館跡があります。ここは南北朝時代に、越中国守護桃井直常の臣、田中権左ヱ門がいたと伝えられ、その後田中太郎兵衛という人が帰農して住みついたといわれています。今では土塁の一部を残すだけと考えられていたのですが、試堀調査の結果、堀が当時のまま埋れていることが判明しました。」
付論の「福野町の中世城館とその性格」では、安居城、前田館、野尻城、柴田屋館、三清館が紹介されている。

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萩城下町地図 -嘉永年間萩城下・侍屋敷と町-

萩城下町地図 -嘉永年間萩城下・侍屋敷と町-
発行:しらがね 白石書店
発行日:1969年8月初版、1972年9月改訂3版
ページ数:A1判折り込み絵図1枚
編集:萩郷土文化研究会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本図は、財団法人熊谷美術館所蔵『萩城下絵図屏風』の複製図の印刷である。複製にあたっては、御家流書体を楷書に改め、肩書の長いものは略語を記し、また他家所蔵絵図、萩藩分限帳などを参照して二十数箇所にわたり修正したほかは、地形・彩色等は微細な点まで原図を忠実に再現した。」
萩城は雲に包まれるように描かれているが、城下は町割りははっきりと分かり、寺院地が赤色、町人地が彩色されるなど萩城下町の様子がよくわかる絵図である。

萩城跡外堀調査報告書 -萩城跡外堀文献調査報告・萩城跡外堀発掘調査報告-

萩城跡外堀調査報告書 -萩城跡外堀文献調査報告・萩城跡外堀発掘調査報告-
編者・発行:萩市教育委員会
発行日:1988年9月
ページ数:34P+図版36P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「外堀は、萩城三の丸と城下町とを区画し、当初は堀幅20間であったといわれておりますが、現在では堀幅は大きく狭められ、一部を除き旧状をうかがうことが難しい状態となっています。昭和60年度から、この外堀の東側に沿って歴史的地区環境整備街路事業計画が具体化してまいりましたと同時に、史跡としての外堀の整備の必要性に伴い、このたびの調査となった次第です。この報告書は、歴史的街路と史跡整備のための調査報告書であるとともに萩藩城下形成・発展の歴史を知る資料となったと考えております。」
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萩城跡(外堀地区)Ⅱ 山口県埋蔵文化財センター調査報告第46集

萩城跡(外堀地区)Ⅱ 山口県埋蔵文化財センター調査報告第46集 萩城跡(外堀地区)Ⅱ図版編 山口県埋蔵文化財センター調査報告第46集
編者・発行:財団法人山口県教育財団、山口県埋蔵文化財センター
発行日:2004年3月
ページ数:306P+図版164P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、山口県の委託を受けて財団法人山口県教育財団が実施した、都市計画街路今魚店金谷線緊急地方道路整備工事に伴う萩城跡(外堀地区)の発掘調査報告書です。遺跡の所在する萩市は毛利の城下町として、また明治維新発祥の地として全国的にも知られ、市内には往時のようすを今に伝える史跡や建造物が数多く残っています。このような歴史豊かな町並の中で行われた発掘調査では、萩城外堀とその堀端に作られた町屋跡が掘り出され、陶磁器をはじめ人々の暮らしぶりをしめす数多くの生活道具が出土しました。」

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新発田城跡発掘調査報告書(Ⅰ~Ⅲ区) 新発田市埋蔵文化財調査報告第11

新発田城跡発掘調査報告書(Ⅰ~Ⅲ区) 新発田市埋蔵文化財調査報告第11
編者・発行:新発田市教育委員会
発行日:1987年3月27日
ページ数:46P+図版14P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「新発田について語る時、まっ先に浮かぶ言葉は『城下町』ということであろう。その象徴とも言うべき重要文化財の表門と隅櫓は、端然とした切り石積みの石垣とともに、四季おりおりの風情が堀の水面に映え、古を偲ぶよすがとなっている。この度、その新発田城で初めて発掘調査が実施され、これまで知られていなかった事実が、幾つか明らかとなった。構築物としては、江戸時代の礎石を持つ建物や井戸などであり、今後、伝世されている藩の日誌などの古文書の解読が進めば、それらに関する記録も見つかるかもしれない。出土品は圧倒的に陶磁器が多く、江戸時代に九州伊万里あたりで作られた製品が目立つという。そんな中にあって、戦国時代の新発田氏に係わる可能性のあるものも含まれていたということは、注目される。」
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藩政時代広島城明細絵図 附属城坊居館・武家屋敷図

藩政時代広島城明細絵図 附属城坊居館・武家屋敷図
編者・発行:林保登
発行日:1934年1月26日
ページ数:付図15枚
定価:1円50銭(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本絵図の発行は編者が自己本業の余暇既往七カ年を費して編集を終え昨夏ようやく発行した『芸藩集要附藩士家系名鑑』に継ぐの一仕事で材料を得るに従いて各その原図を活写し縮図案配して上梓せしめた相当努力を要したものである。」
なにしろ戦前の古いものなので状態はよくないですが、貴重な絵図が15枚(うち3枚は1枚に複数図)付いています。広島城そのものよりも城下町のほうが多いですね。昭和45年に芸備風土研究会より復刊されていますが、それにしても古いので絶版です。

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